味の素(2802) FY2026本決算予測 — 半導体材料と本社売却益の二段構え

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IR気象台編集部個別株分析

味の素 (2802) の 2026 年 3 月期通期決算 (5 月 7 日発表) を整理します。会社予想の最終利益 1,300 億円 (前期比 +85%) は、ほぼ半分が本社ビル売却益による一過性の上振れ。本業のコア事業利益でどこまで会社予想に届くか、来期予想で一過性益剥落のショックをアミノサイエンスの伸びで吸収できるか、3 月末に動いた英パリサーの ABF 値上げ要請が決算説明でどう扱われるか — 株価が動く論点はこの 3 つに絞れます。決算跨ぎの過去 4 回のリターンは +13%、+7%、-3%、-16% で振れ幅が大きく、コンセンサスと事業利益の乖離に強く反応する銘柄です。

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分析日: 2026 年 5 月 6 日 | 決算発表予定日: 2026 年 5 月 7 日 (木)

要点

味の素の通期決算 (5 月 7 日発表) について、会社予想と Q3 までの実績、そして決算後の株価リアクションを整理します。

会社の通期予想は売上 1.6 兆円・事業利益 1,810 億円・親会社最終利益 1,300 億円で、最終利益は前期の 703 億円から +85% の大幅増益見通しです (FY2025/3 第3四半期決算短信 (味の素 IR PDF))。ただしこの増益分のうち約 280 億円 (税後概算) は、Q4 に計上される本社ビル売却益 (IFRS 基準で税引前 406 億円) による一過性の上乗せです (固定資産の譲渡及びその他の営業収益の計上に関するお知らせ (味の素 IR PDF, 2026-02-05))。一過性益を除いたコア事業利益由来の最終利益は約 1,020 億円で、前期比では +45% の増益となります。

決算後に株価が反応する論点は次の 3 つにまとめられます。

  1. コア事業利益で会社予想 1,810 億円に届くかどうか。Q3 累計が 1,459 億円なので、Q4 単独で 351 億円が必要です。前期の Q4 単独事業利益は 211 億円だったため、Q4 で前年比 +66% の伸びが想定されている計算になります。
  2. 同時開示される来期 (FY2027/3) の会社予想が、一過性益剥落をアミノサイエンスの伸びで吸収できているかどうか。本社売却益 406 億円が剥落するため、表面の最終利益は減益スタートになりやすい構図です。
  3. 3 月末に英パリサー・キャピタルが要請した ABF 値上げ (30% 超) について、決算説明で会社がどのようなトーンで扱うか。パリサーは「30% 超の値上げで株価 +70% 超の余地」を主張しています (パリサー・キャピタル「味の素価値向上プラン」公式リリース (BusinessWire))。

過去 4 回の決算翌営業日リターンは +13.4% / -2.5% / -16.2% / +7.4% で、平均は +0.5%、振れ幅は約 30 ポイントです。コンセンサス対比の事業利益乖離が大きいほど反応が増幅される傾向があります。

用語の整理

数字が混乱しやすいので、本文で繰り返し使う用語を先に押さえます。

  • 事業利益: 味の素が IFRS 主指標として開示する本業利益。売却益や減損などの一過性損益は除いた、いわゆるコア利益にあたります。
  • 営業利益: 事業利益に一過性損益を足し引きした IFRS の営業利益。今期は本社ビル売却益 406 億円が乗ります。
  • アミノサイエンス: 食品以外の B2B セグメント。電子材料 (ABF を含む) ・医薬向けアミノ酸・医薬品 CDMO が入ります。FY2024/3 までは「ヘルスケア等」と呼ばれていた区分です。
  • ABF (Ajinomoto Build-up Film): 半導体パッケージ基板の層間絶縁材。CPU や GPU、AI アクセラレータ用の高密度基板で世界シェア 95% 超とされます (Tradingkey ABF 解説)。

会社の構造とセグメント

味の素は調味料・食品の世界的メーカーであると同時に、アミノ酸の発酵技術を起点に半導体材料・医薬原料・医薬品 CDMO までを束ねる会社です。3 月期決算で会計基準は IFRS、報告セグメントは調味料・食品 / 冷凍食品 / ヘルスケア等 (アミノサイエンス) の 3 区分です。

前期 (FY2025/3) の連結売上は 1 兆 5,306 億円で、構成比は調味料・食品 58.5% / 冷凍食品 18.9% / アミノサイエンス 21.5%。売上は調味料・食品が約 6 割を占める一方で、利益はアミノサイエンスの寄与が大きい構造です。アミノサイエンスは前期に売上 +11.5%・事業利益 +30.4% (243 億円 → 317 億円) と伸び、電子材料の増収効果が増益要因として明記されています (FY2025/3 通期決算短信 PDF (味の素 IR))。

なお 2025 年 4 月 1 日付で 1 株を 2 株に分割しているため、過去の 1 株あたり指標は分割前後で見え方が変わります (株式分割リリース)。本文の EPS は分割後 (期中平均株式数 約 9.77 億株) ベースで揃えています。

Q4 単独で必要な事業利益

Q3 累計の事業利益は 1,459 億円です。通期会社予想 1,810 億円までの不足は 351 億円で、これが Q4 単独で必要な事業利益となります。前期 (FY2025/3) の Q4 単独事業利益は通期 1,593 億円から Q3 累計 1,382 億円を引いて 211 億円だったため、Q4 で前年比 +66% の伸びが想定されている計算になります。Q3 までの YoY +5.6% という緩いペースとは対照的な水準です。

セグメント別に分解すると以下のようになります。会社が修正後通期予想で内訳を明示しているのは調味料・食品 1,426 億円のみ (FY2025/3 第3四半期決算短信 (味の素 IR PDF))、他 2 セグメントは Q3 累計実績と通期予想合計から逆算しています。

セグメントQ3 累計 (実績)通期 (会社予想)Q4 単独 (必要)前期 Q4 比
調味料・食品1,135 億円 (+2.2%)1,426 億円291 億円約 +21%
冷凍食品84 億円 (-23.3%)約 130 億円約 46 億円やや減益
アミノサイエンス488 億円 (+26.2%)約 590 億円約 100 億円約 +25%
全社調整・その他-248 億円約 -336 億円約 -86 億円
連結事業利益1,459 億円1,810 億円351 億円+66%

セグメント別 Q3 累計は FY2025/3 第3四半期決算短信 (味の素 IR PDF) のセグメント情報より整理。冷凍食品とアミノサイエンスの通期予想は IR 気象台による逆算推計。

セグメント別に見ると、調味料・食品の Q4 単独で必要な伸びは前年比 +21%、アミノサイエンスは +25% 前後、冷凍食品はやや減益、という配分になります。Q3 までのモメンタム (調味料・食品 +2.2%・アミノサイエンス +26.2%) と比較すると、調味料・食品で大きな加速が必要な構図です。

セグメント別の見通し

調味料・食品

Q3 累計の事業利益は 1,135 億円で前年比 +2.2% です。国内調味料は値上げが続いており、2026 年 1-4 月の値上げ品目数は調味料 1,603 品目・加工食品 947 品目、値上げ率は 14% 程度と報じられています (帝国データバンク)。海外では、ブラジル向け日本産食品輸出が前年比 +46%、現地インフレも 4.26% に落ち着いており、ブラジル比率の高い味の素にはプラスに働きます (ジェトロ)。

逆風は中国の加工用うま味調味料での競争激化で、これは Q2 (2025-11-06) のストップ安の主因の一つでした (FY2026/3 第2四半期決算短信 (味の素 IR PDF))。Q3 までで一定の織り込みは進んでいますが、Q4 のトップラインへの逆風としては残ります。Q4 単独で 270〜300 億円のレンジが IR 気象台の見立てで、会社想定の 291 億円とほぼ並ぶ水準です。

冷凍食品

Q3 累計の事業利益は 84 億円で、前期 110 億円から -23.3% の減益となっています。減益の主因は原材料コストの上昇による利益率の圧迫です。鶏卵価格は 2025 年 12 月に過去最高値を更新し、足元でも 310-320 円水準で高止まりしており、冷凍食品の主要原材料の一つとして仕入コストを押し上げています (JA 全農たまご 鶏卵相場)。加えて北米では、米国側の関税引き上げが食肉・加工品の調達コストに乗り、販促タイミングのずれと相まってセグメント利益を圧迫しています。

業界全体でも逆風が続いており、日本ハム (2282) は同期間で食肉・冷食セグメントの経常利益が -38% の大幅減益と発表しています (日本ハム FY2026/3 第3四半期決算短信 (公式 IR))。Q4 単独事業利益は 30〜60 億円のレンジ、中央 45 億円程度で、会社想定とほぼ同水準が IR 気象台の見立てです。下振れケースでは在庫評価損や追加販促費が出る余地もあります。

アミノサイエンス × ABF

Q3 累計の事業利益は 488 億円で、前期 387 億円から +26.2%。売上が横ばい (-0.1%) なのに利益だけ突出して伸びる構図で、ファンクショナルマテリアルズ (ABF を含む電子材料) が伸長を牽引しています。

ABF の需給は AI サーバー向け先端パッケージ基板の層数増 (Blackwell や次世代 Rubin で従来の 2 倍以上) を背景にタイト化が見込まれており、味の素は 2030 年までに ABF を中核とするファンクショナルマテリアルズ事業の能力増強を進めています (中期 ASV 経営 2030 ロードマップ (味の素 IR PDF))。

川下のパッケージ基板大手イビデン (4062) は Q3 累計で営業利益 +27.7%、生成 AI 用サーバ基板需要が業績を牽引している、と決算短信で説明しています (イビデン FY2026/3 第3四半期決算短信 (公式 IR ライブラリ))。川下のパッケージ基板需要が長期視点で強気に固まっていることは、川上の絶縁材である ABF への追い風となります。

3 月 31 日には英パリサー・キャピタルが味の素株主の上位 25 位以内に入っていることを公表し、半導体向け層間絶縁材 (ABF) の 30% 超の値上げを要請する価値向上プランを発表しました (パリサー・キャピタル「味の素価値向上プラン」公式リリース (BusinessWire))。値上げが実現すれば、数量を増やさなくても利益が一段押し上がる構図になります。ただし ABF は 1-3 年単位の長期契約に組み込まれており、Q4 や来期上期に直接反映される確度はそれほど高くないと見られます。決算説明会で会社が値上げに前向きなトーンを示すか、距離を置くかが、短期の株価方向に影響します。

Q4 単独事業利益は前期比 +20〜+30% (95〜105 億円) のレンジが IR 気象台の見立てで、会社想定とほぼ並ぶ水準です。

来期 (FY2027/3) 予想の見立て

本決算では会社が来期予想を同時開示します。今期最終利益 1,300 億円のうち約 280 億円は本社ビル売却益による一過性の上乗せのため、剥落分だけ素直に織り込むと、来期最終利益は 1,000 億円台前半でも違和感のない水準となります。

ここをコア事業の伸びで打ち返せるかが、来期予想の論点です。IR 気象台の中央線では、調味料・食品が値上げ浸透で +3〜+4%、冷凍食品が北米関税影響の一巡で +15% (低い水準からの戻り)、アミノサイエンスが ABF 数量増と値上げ議論で +20〜+25% の伸びを置き、来期事業利益 約 2,220 億円 (今期比 +22%) を IR 気象台の中央予測としています。

最終利益は一過性益が剥落しても、コア事業の +22% 増益で打ち返す絵で 約 1,520 億円・EPS 158 円 (今期比 +17%) が IR 気象台の中央線です。決算で開示される会社予想がこの水準を超えてくれば、「最終利益は減益スタートではなく、引き続き増益」というメッセージとなり、前向きに評価されやすい構図です。保守的な水準 (来期事業利益 1,900 億円台、最終利益 1,200 億円台) で出てくると、中計目標 ROE 20% との距離が残ったと解釈されやすくなります (中期 ASV 経営 2030 ロードマップ (公式 PDF))。

3 シナリオで通期着地と来期予想を並べると以下のとおりです。シナリオはすべて IR 気象台予想で、味の素自身の会社予想ではありません。

指標会社予想 (今期)IR 気象台 上振れIR 気象台 中央IR 気象台 下振れ
今期 通期事業利益1,810 億1,910 億1,860 億1,790 億
今期 通期最終利益1,300 億1,435 億1,275 億1,030 億
今期 EPS133.6 円148 円130.5 円105 円
来期 通期事業利益5/7 開示2,350 億2,220 億2,050 億
来期 通期最終利益5/7 開示1,640 億1,520 億1,330 億
来期 EPS5/7 開示170 円158 円138 円
来期 ROE 概算約 21%約 20%約 17%

ROE 概算は、期首 (FY2025/3 末) 自己資本約 7,550 億円 (BPS 751 円 × 期末発行済株式数 1,005 百万株) を起点に、今期と来期の利益積み上げ・配当 48 円据え置き・自社株買い 800 億円消化を仮置きして算出した IR 気象台の試算値です。中計の長期目標 ROE 20% に対して、IR 気象台の中央シナリオで来期にちょうど到達する水準、上振れケースで超過、下振れケースで未達となる位置関係です。

株価の現状とパリサーの示唆する余地

足元の株価は 4,767 円 (4 月 28 日終値)、予想 PER は会社 EPS 133.6 円ベースで 31.91 倍、来期 EPS 158 円ベースで約 30 倍です (東京証券取引所 株価情報 (味の素 2802))。過去のレンジ感としては 2010 年以降のヒストリカル PER が 13〜61 倍 (集計データ) で、現在は中央〜やや高めの水準にあります。アミノサイエンスの構造的成長を織り込んでいる状況のため、ここからさらに上値を追うには ABF 値上げの実現、もしくは中計 ROE 20% への進捗加速が条件となります。

パリサー・キャピタルが 3 月 31 日に公表した価値向上プランでは、ABF を 30% 超値上げすることで「現在の株価に対して 70% を大きく上回る上昇余地」を解放できる、としています (パリサー・キャピタル「味の素価値向上プラン」公式リリース (BusinessWire))。現在株価に +70% を当てると目標水準は 8,100 円。ABF 売上を仮にアミノサイエンス売上の半分の 1,650 億円とし、30% 値上げ × 営業 GM 50% で計算すると、アミノサイエンス事業利益で +200〜+300 億円の追加余地という規模感になります (IR 気象台による粗試算)。

ただし ABF の価格改定は数年単位の長期契約に組み込まれていて、即時反映はされません。決算説明会での会社のトーンが、(a) 値上げに前向き、(b) 中立で「顧客との対話次第」、(c) 否定的に距離を置く、のどれになるかで、その後の株価方向は大きく変わります。

過去 4 回の決算後の株価リアクション

過去 1 年間の決算翌営業日リターン (前日終値から翌営業日終値) は以下のとおりです。

決算発表日翌営業日リターン主因
FY2025/3 通期2025-05-08+7.4%通期上方修正 + 自社株買い
FY2026/3 Q12025-08-04-2.5%増益も保守的・通期据え置き
FY2026/3 Q22025-11-06-16.2%事業利益コンセンサス -17% 下振れ
FY2026/3 Q32026-02-05+13.4%通期上方修正 + 本社売却益顕在化

株価データは東京証券取引所の公開する個別銘柄ヒストリカル価格より集計。各回の主因は決算短信本文と同時開示の業績予想修正リリースに基づきます (味の素 IR ニュース一覧)。

平均 +0.5%、振れ幅は約 30 ポイントです。Q2 (2025-11-06) は事業利益の実績が市場想定を下回り (Q2 単独最終利益は前年同期比 -28%)、株価は -16% の反応となりました (FY2026/3 第2四半期決算短信 (味の素 IR PDF))。事業利益でコンセンサスを 5% 以上下回ると 2 桁マイナス、上方修正と同時開示の場合は 2 桁プラスもあり得る感応度です。

今回 Q4 は、Q3 短信ですでに通期上方修正を出しているため、サプライズ余地は前回 Q3 (+13%) よりは限定的です。IR 気象台では決算後リアクションを以下のように見積もっています。

下表の「翌日リターン (見立て)」は、各シナリオが起きた場合に決算翌営業日の株価が前日終値から何 % 動きそうかという IR 気象台の見立てです。「発生確率の見立て」は、過去 4 回のリアクション分布と Q4 で想定される事業内容を踏まえて、IR 気象台が定性的に置いた起こりやすさの数値で、合計が 100% になるよう 4 シナリオに分配したものです。実際の確率を保証するものではありません。

シナリオ主な内容翌日リターン (見立て)発生確率の見立て
上振れ (A)Q4 事業利益が中央 400 億超 + 来期予想 2,200 億超 + ABF 値上げ前向き株価 +8%25%
中央 (B)Q4 380〜410 億 + 来期予想 2,000〜2,150 億で慎重株価 ±2%35%
やや下振れ (C)Q4 350〜380 億 + 来期予想 1,900 億台で保守的株価 -5%25%
大幅下振れ (D)Q4 350 億割れ または 来期で減益示唆株価 -12%15%
確率加重平均 (期待値)株価 +0.05%100%

確率加重平均 (期待値) は、各シナリオの株価リターンを発生確率で重み付け平均した値です。+0.05% でほぼゼロ、振れ幅は約 ±10 ポイントです。サンプルが 4 件のため、過去リアクション分布の精度は限定的である点もあらかじめ留意してください。

バリュエーション・レンジの試算

来期 EPS 158 円 (IR 気象台 中央予測) を起点に、PER 倍率を変えた場合の株価レンジを試算します。

PER 倍率来期 EPS 158 円ベース株価該当する評価環境
22 倍約 3,500 円ディフェンシブ食品評価への押し戻し (中計未達 + 食品減速)
30 倍約 4,700 円現在水準とほぼ同水準 (アミノサイエンス成長を織り込み中)
51 倍約 8,100 円パリサー試算の上値水準 (ABF 値上げ実現 + 中計 ROE 20% 達成)

株価は IR 気象台が EPS × PER で機械的に試算したレンジで、味の素自身の予想ではありません。PER 22 倍は過去ヒストリカル下限近辺、51 倍はパリサー目標株価から逆算した水準です。

まとめ

通期最終利益 +85% という見出しの数字には、本社ビル売却益による税後 280 億円 (約 3 分の 1) の一過性が含まれています。コア事業利益で見ると、会社予想は 1,810 億円 (前期比 +14%)、IR 気象台の中央予測は 1,860 億円 (+17%) のレンジです。決算で確認したい数字は事業利益の絶対値、来期会社予想 (一過性剥落をコア事業の伸びでどこまで打ち返せているか)、ABF 値上げ要請への会社コメントの 3 点に絞れます。

決算跨ぎの過去 4 回のリターンは +13% / -3% / -16% / +7% で振れ幅が大きく、期待値はほぼゼロです。

参考情報

主要な数字は会社の公式適時開示・有価証券報告書・公式 IR PDF に基づきます。

味の素 公式 IR (一次情報)

競合・周辺企業の公式適時開示 (一次情報)

アクティビスト公式リリース (一次情報)

統計・公的データ (一次情報)

集計サービス (補助情報)

  • アナリストコンセンサスの集約値および PER ヒストリカルレンジは、複数の集計サービス (みんかぶ、IFIS 株予報、MarketScreener) を参照。集約データのため一次情報には該当しません。

免責事項: 本資料は公開情報の整理と IR 気象台による試算であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。シナリオ試算は前提条件を変えれば結果も変わります。実際の決算値・株価動向はご自身でご確認のうえ、最終判断はご自身の責任でお願いいたします。

本レポートは公開情報に基づく分析であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。

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