ラックランドは、有価証券届出書(参照方式)において、第三者割当による新株発行および自己株式処分を通じた資金調達を公表しました。新株式969,600株と自己株式119,000株、合計1,088,600株を1株1,547円で発行・処分し、総額約16.8億円を調達します。払込先は鈴与建設、ツネイシホールディングス、両備ホールディングスの3社で、いずれも戦略的パートナー色の強い企業です。発行価格は市場株価を基準に日本証券業協会の指針に沿って算定され、監査等委員会は「特に有利な条件ではなく適法」と意見しています。 同社は商業施設・店舗・物流施設などの設計・施工・メンテナンスを手掛ける企業グループで、連結売上高は2020年12月期の372億円から2024年12月期には476億円へ増加する一方、利益面は赤字と黒字を行き来しており、2024年12月期は親会社株主に帰属する当期純損失4.79億円と赤字でした。自己資本比率は36.4%と一定水準を維持しているものの、単体では5期連続最終赤字で、財務体質の強化と成長投資の原資確保が課題となっていました。今回の第三者割当は、財務基盤の補強と外部パートナーとの連携強化を同時に狙ったものと位置付けられます。
株式会社ラックランド9612
注目の開示
ラックランドが第三者割当で約17億円調達
開示情報
最新50件を時系列で表示しています。
2025年12月
1件AI要約
ラックランドは、有価証券届出書(参照方式)において、第三者割当による新株発行および自己株式処分を通じた資金調達を公表しました。新株式969,600株と自己株式119,000株、合計1,088,600株を1株1,547円で発行・処分し、総額約16.8億円を調達します。払込先は鈴与建設、ツネイシホールディングス、両備ホールディングスの3社で、いずれも戦略的パートナー色の強い企業です。発行価格は市場株価を基準に日本証券業協会の指針に沿って算定され、監査等委員会は「特に有利な条件ではなく適法」と意見しています。 同社は商業施設・店舗・物流施設などの設計・施工・メンテナンスを手掛ける企業グループで、連結売上高は2020年12月期の372億円から2024年12月期には476億円へ増加する一方、利益面は赤字と黒字を行き来しており、2024年12月期は親会社株主に帰属する当期純損失4.79億円と赤字でした。自己資本比率は36.4%と一定水準を維持しているものの、単体では5期連続最終赤字で、財務体質の強化と成長投資の原資確保が課題となっていました。今回の第三者割当は、財務基盤の補強と外部パートナーとの連携強化を同時に狙ったものと位置付けられます。