直近1週間にEDINETへ提出された開示75件のうち、マイナス評価が22件、プラス評価が17件となり、下方圧力がやや優勢だった。最も注目すべきはトーシンホールディングスの会社更生手続申立てだ。子会社の会計不祥事から監査意見不表明、特別注意銘柄指定、コベナンツ抵触へと至った一連の流れの帰結で、再建計画認定により上場廃止は回避されたが、株主価値毀損リスクが極めて重く、5視点すべてマイナスでスコアは-4に沈んだ。
業績への一過性インパクトが大きかったのは医薬品の第一三共で、DXd ADC(抗体薬物複合体)供給計画の見直しに伴い約1,200億円規模の特別損失を計上した。電機・精密ではソニーグループがEV合弁SHMの開発中止で計1,252億円の特別損失を計上し、戦略事業からの撤退と巨額損失の二重ネガティブとなった。
上向きの開示も存在感を示した。丸紅にはBerkshire Hathaway子会社が議決権比率を10.10%まで引き上げ、5大商社へのバフェット陣営投資テーマで象徴的な節目を超えた事後報告が目立った。スパークス・グループも投資有価証券売却益15.28億円を計上する方針で、長期投資テーマ銘柄に光が当たった構図となった。
5/11 06:09 更新