直近1週間は3月期決算企業の有価証券報告書・半期報告書が出そろう時期にあたり、影響度の上位は法定の年次開示が中心となった。なかでも金融セクターの好調が際立つ。めぶきフィナンシャルグループ(7167)と群馬銀行(8334)はいずれも影響スコア+3を記録し、「金利のある世界」を背景とした資金運用収益の拡大で過去最高益と増配を実現した。いちよし証券(8624)も経常利益が約159%増と大幅増益で、株式市況の活況が証券・金融の収益を押し上げた構図が鮮明だ。
事業会社では、ノジマ(7419)が売上高9,828億円で全利益段階の二桁増益を達成し、ミツウロコグループHD(8131)が電力事業を牽引役に営業最高益を更新した。増収と増配が揃う開示が目立ち、対象184件のうちポジティブ評価が89件と過半を占めた。
一方で下振れも見られた。はてな(3930)はシステムの資金流出事案で約11.8億円の特別損失を計上し、スコア-3とこの期間で最も厳しい評価となった。画像処理のモルフォ(3653)も中核のロイヤリティ収入減で中間純損失が前年同期の3.5倍に拡大した。好業績の年次開示が大勢を占めるなか、個別のリスク事象が今後の業績見通しにどう反映されるかが注視点となる。
6/13 10:03 更新