有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第1期(2024/10/16-2025/09/22)
AI要約
この開示は、投資信託の有価証券報告書に付随して示された、運用会社(ニッセイアセットマネジメント)の決算内容と、投資信託の運用方針(SOX指数連動など)をまとめたものです。会社が「いまどれくらいもうかっていて、財産がどれくらいあるか」を数字で確認できます。 会社のもうけ方は、投資信託を運用して受け取る手数料が中心です。2025年3月期は売上にあたる営業収益が590億円、最終的な利益が106億円でした。利益が出ると株主への配当にもつながり、今回は1株あたり97,949円の配当を次の株主総会に出す予定です。 一方で、会社が自分のお金で持っている債券などは、金利が上がると値段が下がりやすく、時価差損(いま売ると損になりやすい状態)が出ます。実際に満期保有目的の債券で約4.3億円の差損が示されています。 投資信託「ニッセイ・インデックス・SOX」は、米国の半導体株の指数に連動することを目指し、基本的に円とドルの為替変動はそのまま受ける(為替ヘッジなし)設計です。つまり、半導体株の値動きに加えて、円安・円高も基準価額に影響します。
専門用語の解説
- 委託者報酬
- :投資信託を運用する会社が、信託の残高(純資産)に応じて日々受け取る手数料。残高が増えるほど収入が増え、会社の業績に直結する重要な稼ぎです。
- 運用受託報酬(投資一任)
- :年金や法人などの資産を「任せて運用する」契約で受け取る手数料。わかりやすく言うと運用の外注費の受取で、預かり資産の増減が収益を左右します。
- 満期保有目的の債券
- :基本的に満期まで持ち続ける前提の債券。途中で売らない想定でも、時価(いまの値段)との差は注記で示され、金利上昇局面では差損が出やすい点が重要です。
- 繰延ヘッジ(為替予約)
- :将来の為替レートを予約して、外貨資産の円換算のブレを小さくする仕組み。家計で言えば「先にレートを固定して安心する」方法で、損益が一時的に純資産にたまります。
- SOX指数(PHLX Semiconductor Sector)
- :米国の主要な半導体関連企業で作る株価指数。投信はこの動きに連動を目指すため、半導体市況の良し悪しが基準価額に反映されやすい、値動きの大きいテーマ型指数です。
AI影響評価
評価の根拠
この発表は、株価にとって「良くも悪くもなりにくい」ニュースです。 理由は、内容が新しいサプライズというより、投資信託のルールや、運用会社の決算数字をまとめた“定期的な報告”だからです。たとえば、店の売上が急に上がった・下がった、という速報ではなく、決算書をきちんと提出したイメージに近いです。 数字としては、会社は1年間で最終的に106億円の利益を出し、配当も1株97,949円を提案しています。これは会社の体力を示す材料ですが、前年と比べて増えたのか減ったのか、予想より上だったのかがこの抜粋だけでは分かりません。そのため、投資家が「想定より良い!」と一斉に買う状況になりにくいです。 また、会社が持つ債券は金利の影響で“いま売ると損”が少し出ていますが、金額は相対的に小さく、これだけで不安が広がる可能性も高くありません。以上から、株価への影響は中立と見ます。
出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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