AI要約
これは「会社が自分の会社の株を市場で買い戻した状況」を毎月まとめて知らせるための書類です。酉島製作所は、最大で60万株、金額は10億円まで自社株を買う計画を立てていました(期間は2026年3月末まで)。 今回の報告では、12月は新しく買っていません。一方で、これまでの合計では50.3万株を買い、使ったお金は約10億円で、金額の上限はほぼ使い切った形です。わかりやすく言うと「買うための予算は使い切り、残りは株数の枠だけが少し残っている」状態です。 自社株買いは、発行されている株の一部を会社が引き取る行為なので、1株あたりの価値(利益の取り分など)が高まりやすい面があります。ただし今回は“新しい買い”が12月に無かったこと、また買い終わった株を消す(消却)などの処分も行っていないため、追加の材料としては限定的です。 なお、12月末時点で会社が持っている自社株は約273万株あり、今後それを消すのか、別の目的で使うのかによって、株主への影響は変わります。
専門用語の解説
| 自己株式取得 | 会社が自分の会社の株を買い戻すこと。株主に現金が渡る形になり、株主構成を整理できる。今回の文脈では、日野の保有株を処分する手段として使う合意が示されている。 |
|---|---|
| 取締役会決議 | 会社の重要事項を取締役が集まって決める手続き。買収のような大きな判断は取締役会で決議され、決まった内容が投資家向けに開示される。 |
| 取得価額の総額 | 自社株買いに使った合計金額。会社が市場から自社株を買い取る際に、実際に支払った金額の合計。株主還元の規模を示す重要な指標。 |
| 消却 | 買った株を消して発行株数を減らすこと。自己株買いで取得した株式を、帳簿上で消却して発行済み株式数を減らすこと。1株あたりの価値が上がる効果がある。 |
| 発行済株式総数 | 会社が世の中に発行している株の合計枚数。これが変わらないのに大株主の比率が下がる場合は、その株主が株を売った(または移した)可能性が高い。 |
AI影響評価
評価の根拠
この発表は、株価にとっては中立になりやすい内容です。 理由は、12月は会社が自社の株を買っていない、という事実が中心だからです。たとえばお店で「今月は仕入れをしていません」という報告が出ても、すぐに売上が増える話ではないのと似ています。株を買う動きがなければ、買い注文が増える材料にはなりにくいです。 もう1つのポイントは、これまでに使った金額が999,981,800円で、上限の10億円に対して金額の進み具合が100%になっていることです。わかりやすく言うと「この予算枠はほぼ使い切った状態」です。 ただし、この書類には「上限を増やす」「別の新しい買い方を始める」「買った株を消す」などの追加の手当てが書かれているわけではありません(本報告書には枠変更・追加施策に関する記載はない)。そのため、この開示だけで株価が大きく動く可能性は高くないと見ます。
出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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