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開示詳細

EDINET2025年12月23日 10:11半期報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)

半期報告書-第44期(2025/04/01-2026/03/31)

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AI要約

この発表は「半年間の成績表」です。会社の売上にあたる営業収益は少し増え、赤字だった経常損益が黒字に変わりました。わかりやすく言うと、手数料収入が増えたことで、日々の稼ぎが改善し、最終的に利益が出る形になった、という内容です。 ただし注意点もあります。会社の主な仕事は、財形の住宅ローンを企業の従業員に貸し出すことですが、貸付金残高(貸しているお金の残り)が減っています。これは新しく貸した額より、返済(繰上げ返済を含む)が多かったためです。 また、現金が大きく減っていますが、これは「会社が苦しくて現金が消えた」というより、貸付や日々の資金の動き(債務の減少など)で営業キャッシュ・フローがマイナスになった影響が大きいと読めます。 さらに本社移転に伴う費用(特別損失)も出ています。今後は、下期に計上が偏りやすい収益(団体信用生命保険関係収入)もあるため、通期での利益水準がどうなるかがポイントになります。

専門用語の解説

経常利益
本業のもうけに、利息収入などの「本業以外の収支」も足し引きした利益。会社の普段の稼ぐ力を見やすく、黒字転換は体質改善のサインになりやすい。
営業キャッシュ・フロー
本業で現金が増えたか減ったかを示す数字。利益が出ていても、貸付や支払いのタイミングでマイナスになることがあるため、資金繰りの確認に重要。
財形転貸貸付金
会社が従業員向け住宅ローンとして「貸しているお金の残高」。残高が減ると利息収入の土台が小さくなりやすく、将来の稼ぎに影響する可能性がある。
団体信用生命保険関係収入
ローン利用者が亡くなった場合などに備える保険に関する収入。保険期間の都合で1〜2月に計上が偏りやすく、上期と下期で利益が大きく違う要因になる。
特別損失
普段はあまり起きない一時的な費用。今回は本社移転関係費など0.30億円。毎年続くとは限らないため、来期以降の利益を読むときは分けて考える。

AI影響評価

影響度i
🌤️+1
方向i
↑ 上昇
確信度i
56%

評価の根拠

この発表は「少し良いニュース」です。理由は、去年の上半期は赤字だったのに、今年は会社全体のもうけを示す数字(経常利益)がプラスになったからです。 良くなった一番の理由として、会社は「ローンを出すときにもらう手数料(貸付手数料)が増えた」ことを挙げています。実際に、貸付手数料は51百万円から93百万円に増えています。また、本業以外の収入(負担金収入など)も増えており、利益が出る方向に働いたことが読み取れます。 ただし注意点もあります。本業だけを見るとまだ赤字で、営業損失は49百万円です(前年の95百万円より赤字は小さくなったが、黒字ではない)。さらに本社移転に関する費用などの特別損失も出ています。 もう一つの見どころは、会社が貸しているお金の残高が減っている点です。たとえば「利息が入る元になる貸出が少し小さくなる」イメージで、将来の収入が増えにくくなる可能性があります。良い点と弱い点が混ざるため、株価は上向きを予想するものの、大きな上昇までは見込みにくいと考えます。

使用モデル: gpt-5.2

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)

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