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開示詳細

EDINET有価証券届出書(組込方式)-2↓ 下落確信度80%
2026/04/27 16:00

enish、有価証券届出書(組込方式)提出 第17期赤字拡大

開示要約

enishはモバイルゲーム開発・運営会社で、「ぼくのレストラン2」「進撃の巨人 Brave Order」「De:Lithe Last Memories」「雀エボライブ」などを運営しています。今回提出した(組込方式)には、3月25日に提出した第17期(2025年1月〜12月)の有価証券報告書の内容が組み込まれています。 2025年12月期の業績は、売上高21億7千万円で前期比34.5%減、最終損失は11億5千万円となり、5期連続の赤字となりました。「De:Lithe Last Memories」のパブリッシャーからの委託料が大きく減ったことが売上減少の主因です。一方で、人員適正化や外注費の圧縮など収益構造の見直しは進めています。 資金面では、2025年1月の第19回新株予約権で7億円、2025年10月の第20回新株予約権で2025年内に3億円、2026年2月までにさらに3億円を調達しました。借入金3億円の返済と社債3億円の繰上償還も完了しています。ただし、業績回復が見通せない状況から、監査では「に関する重要な不確実性」が認められるとの記載がなされています。

影響評価スコア

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業績インパクトスコア -3

売上は21億7千万円と前年から34.5%減り、最終損失は11億5千万円に拡大しました。5年連続の赤字です。提携先からのゲーム開発受託収入が前年から85%以上も減ったことが大きく響きました。1株あたりの損失も44.19円と前年の36.09円から悪化しており、業績の回復にはまだ時間がかかりそうです。

株主還元・ガバナンススコア -2

5年連続の赤字で配当はゼロです。新株予約権による株式の追加発行で発行済株式数は1年前から42%増えており、既存の株主の持ち分は薄まっています。1株あたりの純資産価値も32.99円から19.99円へ大きく下がっています。会社が利益を出して配当する道筋はまだ見えておらず、株主にとっては厳しい状況が続いています。

戦略的価値スコア -1

新作ゲームを複数開発しており、9月にリリースした「雀エボライブ」、来春の「声優どうぶつ園 ボイスフル」、年末の「ゆるキャン△」、新作「弱虫ペダル」など多彩なラインナップが控えています。AI活用によるコスト削減やベトナム子会社の活用も進んでいます。ただ、これらの新作が収益に貢献するまでには時間がかかり、短期的に業績を立て直す材料にはなりにくい状況です。

市場反応スコア -2

株主全体のリターンは前年の32.5%から今期13.0%へ大きく落ち込みました。同じ期間のTOPIX指数が188.9%上昇したのと比べて大きく劣後しています。株価も前年の最高383円から173円、最安値も134円から52円まで下がっており、市場の評価は厳しい状況です。継続企業の前提への重要な不確実性注記もついており、慎重な見方が続きそうです。

ガバナンス・リスクスコア -2

監査では「会社が今後も事業を続けられるか不確実性がある」との注記がついており、これは投資家にとって重大な警告サインです。税務上の繰越欠損金は累計25億円超まで膨らんでいます。主要な売上は決済を仲介するグリー(30%)、Apple(19%)、GMO(12%)といったプラットフォーム企業に集中しており、訴訟の和解金支払いや減損計上といった追加リスクも続いています。

総合考察

今回のは、3月に提出した有価証券報告書を組み込んで再提出するもので、enishの2025年12月期決算が5年連続赤字となり、監査でも「会社が今後事業を続けられるか不確実性がある」との注記がついたことを公式情報として再確認する内容です。売上は前年から34.5%減り、純損失は11億5千万円に拡大しました。新株予約権による資金調達で当面の運転資金は確保されていますが、既存株主の持ち分は希薄化し続けています。新作の「ゆるキャン△」「弱虫ペダル」などのリリースが本格的な収益貢献するまでの間、業績の谷が深くなる懸念が残っており、投資家にとっては厳しい局面が続いています。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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