開示要約
この発表は、日本創発グループが新しい会社を丸ごと買うことを決めた、という内容です。買収するのはエクセルパック・カバヤという会社で、紙の箱やパッケージを作っている会社です。食べ物や薬の箱など、身近な商品の見た目や包み方に関わる仕事をしています。買う金額は合計で約20億円です。 なぜこの発表が出たかというと、会社を買うような大きな出来事は、投資家にとって重要だからです。日本創発グループは、もともと印刷やクリエイティブ関連の事業を広く持っています。そこに、パッケージづくりに強い会社を加えることで、できる仕事の幅を広げたい考えです。 わかりやすく言うと、今まで「デザイン」や「印刷」が得意だったグループが、「商品の箱づくり」まで一緒に提案できるようになるイメージです。例えば、お菓子会社に対して、広告や販促だけでなく、実際の箱の設計や製造までまとめて提案しやすくなります。 買収する相手の会社は、直近の売上高が約33億円、が約0.9億円で、黒字を続けています。一方で、今回の資料だけでは、買収後にどれだけ利益が増えるか、買収資金をどう負担するかまでは詳しくわかりません。そのため、将来への期待はあるものの、足元の株価への影響は期待と慎重さが混ざる発表といえます。
影響評価スコア
🌤️+1i買う会社は赤字ではなく、毎年きちんともうけています。そのため、売上や利益が少し増える期待があります。ただし、買うのに約20億円かかるため、すぐに大きく得になるとは言い切れません。前回の開示でも、買収にかかる費用が利益の重荷になっていました。
会社を買うにはお金が必要です。今回は約20億円を使う予定ですが、そのお金を手元資金で払うのか、借りるのかは書かれていません。はっきりしたことはまだ言えませんが、買収が続くとお金の負担が少し重くなる心配はあります。
この買収の一番の良さは、将来できる仕事が増えそうなことです。今ある印刷やデザインの力に、箱や包装を作る力が加わります。たとえば1社のお客さんに、広告だけでなく商品の箱までまとめて提案できるようになり、成長のチャンスが広がります。
食べ物や薬の箱は、景気が悪くても急になくなりにくい仕事です。そのため、事業の土台を少し安定させる効果はありそうです。ただし、この市場がどれくらい伸びるのかまでは書かれていないので、とても強い追い風とまでは言えません。
株主への配当が増える、自社株買いをする、といった話は今回ありません。そのため、株を持つ人への直接のごほうびが増えるニュースではありません。どちらかというと、今はお金を返すより、成長のために使う発表だと考えられます。
総合考察
この発表は良いニュースです。ただし、すごく強い良いニュースというより、「将来には期待できるが、今すぐ大きくもうかるとは限らない」というタイプです。 たとえば、お店が新しい人気商品を増やすために、別の得意なお店を買う場面を考えるとわかりやすいです。商品ラインアップは増えて、お客さんへの提案も広がります。今回の日本創発グループも同じで、印刷やデザインの仕事に加えて、食品や薬の箱づくりに強い会社を仲間に入れます。これで、まとめて仕事を受けやすくなる可能性があります。 しかも、最近の開示でも別の会社を完全子会社にしており、会社を少しずつ広げる動きが続いています。これは成長を目指す姿勢として前向きに見られやすいです。一方で、前回の有価証券報告書では、買収に関係する費用などで本業のもうけが減っていました。今回も約20億円を使うため、お金の負担や、買った後にどれだけうまく活かせるかは注意点です。 そのため、株価には少しプラスに働きそうですが、強い上昇材料とまでは言いにくく、期待と慎重さが入り混じる発表だと考えられます。