自己株券買付状況報告書（法２４条の６第１項に基づくもの）
AI要約
この書類は「会社が自分の会社の株を市場で買い戻した結果」を毎月まとめて報告するものだ。買い戻した株は、市場に出回る株数を減らすため、1株あたりの価値（利益の取り分など）が上がりやすい、という考え方がある。 ひろぎんHDは、最大で600万株または50億円まで買う計画をすでに決めており、今回は2025年11月にどれだけ買ったかを示している。11月は約91万株を約13.36億円で取得し、累計では約270万株・約38.36億円まで進んだ。 わかりやすく言うと「買い戻しの予算50億円のうち、すでに約77%を使った」という状態だ。一方で株数の進みは約45%なので、今後は残り期間でも買い方（株価水準や市場環境）によって、買い戻しペースが変わる可能性がある。 なお、会社が持つ自己株式数の開示には、役員・従業員向けの信託が持つ株は含まれていない点に注意が必要だ。
専門用語の解説
- 自己株式取得
- ：会社が自社株を市場で買う
- 取締役会決議
- ：取締役会での正式な決定
- 進捗率
- ：上限に対する実行割合
- 発行済株式総数
- ：市場に存在する株の総数
- BIP/ESOP信託
- ：役員・従業員向け株式制度
AI影響評価
評価の根拠
この発表は、株価にとって「やや良いニュース」です。 理由はシンプルで、会社が市場で自社株を買うと、その分だけ株の買い手が増える形になり、株価が下がりにくくなることがあるからです。例えば、お店で人気商品をお店自身が買い集めると、店頭に残る数が減って値段が下がりにくくなる、というイメージに近いです。 今回、11月だけで約91万株を買い、累計では約38億円まで進みました。これは「計画を口だけでなく実際に進めている」証拠になります。一方で、50億円の枠のうち約77%をすでに使っているので、これから先に買える金額はそれほど多く残っていません。 そのため、株価を大きく押し上げる決定打というより、短期的な下支えになりやすい材料と考えられます。業績など別の強い材料が同時に出るかどうかで、上昇の大きさは変わります。
出典: EDINET（金融庁）（改変あり）
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