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開示詳細

EDINET有価証券報告書-第53期(2025/02/01-2026/01/31)🌤️+1↑ 上昇確信度70%
2026/04/23 14:39

あさくま、通期売上28年ぶり100億円突破 営業利益約2.9倍

開示要約

あさくま(証券コード7678)は名古屋を地盤に「ステーキのあさくま」など飲食店を運営する会社です。今回発表したのは第53期(2025年2月から2026年1月)の業績と事業の状況です。売上高は約100億4,500万円で前年比約20%増となり、28年ぶりに通期売上100億円を超えました。営業利益も前年の約2.9倍に大きく伸び、本業の収益力が大幅に改善しています。当期純利益325,147千円は前年比42.8%減ですが、これは前年に税効果会計の処理で約4億5,500万円の特殊な利益が出ていた反動で、その影響を除いた前年実質値(約1億1,300万円)と比べると約2.9倍に増えています。第4四半期は既存店売上高が3カ月連続で前年比120%を超え、看板の「ステーキのあさくま」業態は38カ月連続で前年売上を上回りました。一方、期末配当は今後の不安定要素を勘案し無配となります。会社は3年後の売上200億円達成を目指し、来期は10店舗以上の新規出店、関西への再進出(2026年2月の西梅田出店)も進めています。

影響評価スコア

🌤️+1i
業績インパクトスコア +3

売上は前年比20%増で、28年ぶりに通期100億円を達成しました。営業利益は前年の約2.9倍に伸び、本業の収益力が大きく改善しています。当期純利益が前年比42.8%減に見えるのは、前年に約4.5億円の特殊な税金関連の利益が出ていた反動で、影響を除けば実質的には純利益も大幅増です。

株主還元・ガバナンススコア -1

業績が大幅に改善したものの、期末配当は今後の不安定要素を勘案し『無配』を継続することが決まりました。役員に新たに譲渡制限付株式を付与する報酬制度が始まりますが、これは経営陣のインセンティブ強化が目的で株主への還元ではありません。親会社のテンポスHDが議決権の62.15%を保有し、株主総会の議案決定への影響が大きい構造です。

戦略的価値スコア +2

看板の「ステーキのあさくま」は38カ月連続で前年売上を上回り、第4四半期は既存店売上が3カ月連続で前年比120%超と勢いがあります。当期は直営店2店と新業態2店を出して合計78店舗となり、来期は10店舗以上の新規出店、21年ぶりの関西進出(西梅田)も実施。3年後200億円達成という強気の目標を掲げています。

市場反応スコア +1

売上前年比20%増で28年ぶりに100億円を超えるという数字は市場にとって好材料となりやすく、株価の反応はプラス寄りが期待できます。ただし配当が無配のままである点や、親会社が議決権の60%超を持つため市場で売買される株式数が少なく、株価の値動きが大きく出やすい点には注意が必要です。

ガバナンス・リスクスコア 0

8店舗で合計1,933万円の減損損失を計上しました。今回の株主総会では取締役5名の選任、新たに社外監査役(公認会計士)の選任、役員向け譲渡制限付株式制度の新設が議案として提案されています。監査法人からは適正意見が出ており、会計面では問題は指摘されていません。

総合考察

あさくまの第53期決算は、売上・営業利益とも大幅増の非常に強い内容でした。28年ぶりに通期売上が100億円を突破し、看板のステーキのあさくまは38カ月連続で前年売上を上回るなど、本業の勢いが鮮明です。来期は10店舗以上の新規出店、3年後の売上200億円達成という攻めの目標も掲げています。一方、当期純利益が前年比42.8%減に見えるのは、前年に約4.5億円の税金関連の特別利益があった反動で、これを除いた実質ベースでは純利益も大幅増です。投資判断で気をつけたいのは、好業績にもかかわらず期末配当が引き続き無配であること、のテンポスHDが議決権60%超を持つため市場での売買が薄く株価が振れやすいこと、そして既存店の強い勢いが今後も続くかという3点です。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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