開示要約
この発表は、メドレーが別の会社を丸ごと買って、自分のグループに入れるという内容です。買収されるのは、体調管理アプリ「頭痛―る」を手がけるヘッジホッグ・メドテックです。もともとメドレーはこの会社の株を少しだけ持っていましたが、今回は全部を取得して、完全に自社の仲間にします。 なぜこの発表が出たかというと、会社の大事な子会社が増えるためです。しかも相手は、利用者が多いアプリを持っています。メドレーは自社の「melmo」というアプリと組み合わせて、例えば体調を記録している人を医療機関につなげるなど、サービスの広がりを狙っています。 わかりやすく言うと、別々に動いていた便利なアプリ同士をつなげて、使う人にとって一つの流れで医療を受けやすくしたい、という話です。利用者が増えたり、病院とのつながりが強くなったりすれば、将来の成長につながる可能性があります。 一方で、この書類だけでは、いくらで買うのか、すぐにどれだけ利益が増えるのかはわかりません。つまり、将来への期待は持てるものの、足元のもうけやお金の負担をはっきり判断する材料はまだ限られています。
影響評価スコア
🌤️+1i売上が増える期待は少しあります。利用者の多いアプリを取り込むことで、メドレーのサービスを使う人が増えるかもしれないためです。ただし、この書類だけでは、すぐにどれだけもうかるかはわからないので、評価は小幅にとどまります。
会社のお金の余裕にとって良いか悪いかは、この資料だけでははっきりしません。買収にはお金がかかるはずですが、いくら使うのか、借金をするのかが書かれていないからです。なので、この点は中立とみるのが自然です。
将来の伸びしろという意味では、かなり前向きです。すでに多くの人が使うアプリを仲間に入れることで、ゼロから利用者を集めるより早くサービスを広げられるからです。今後の成長の土台づくりとしては良い材料と考えられます。
世の中では、スマホで体調を管理したり、病院につながったりする流れが強まっています。その中で今回の組み合わせは使いやすさを高めそうです。ただ、競合よりどれだけ強くなるかまでは資料から断定できないため、少し良い評価です。
株主への直接のごほうび、たとえば配当や自社株買いについては、今回は新しい話がありません。前には自社株買いの開示もありましたが、今回は会社を買う話が中心です。株主還元の面では、良いとも悪いとも言いにくい内容です。
総合考察
この発表は良いニュースです。理由は、メドレーが新しい便利なアプリ会社を丸ごと仲間にして、今ある自社サービスとつなげようとしているからです。たとえば、体調を記録するアプリを使っている人が、そのまま医療サービスにもつながりやすくなれば、会社全体の利用者が増える可能性があります。 わかりやすく言うと、別々の店だったものを同じ商店街の中でつなげて、お客さんが行き来しやすくするようなものです。今回の相手は「国内有数のユーザー数」と書かれており、すでに多くの人に使われている点はプラスです。前に出ていた開示は、自社株買いや社員向けの株の付与など、お金の配分に関する話が中心でしたが、今回は事業を大きくするための動きです。 ただし、手放しで大きく良いとは言えません。なぜなら、いくらで買うのか、その結果すぐ利益が増えるのかが書かれていないからです。買収はうまくいけば成長につながりますが、値段が高すぎると負担にもなります。そのため、株価にはややプラスでも、強い上昇材料とまでは言い切れない、という見方になります。