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開示詳細

EDINET2026/01/30 14:39:00有価証券報告書-第30期(2024/11/01-2025/10/31)

有価証券報告書-第30期(2024/11/01-2025/10/31)

クシム2345

今回の開示は、1年の成績表(有価証券報告書・事業報告)と、株主総会で何が決まったかをまとめたものです。いちばん大きい出来事は、主要な子会社(Zaifなど)を「実質的に動かせなくなった」と会社が説明している点です。会社は、子会社株式を借入金の代わりに渡した取引について「株主総会の特別な賛成が必要なのに取れていないので無効」と主張し、法的手続きで取り戻す方針です。 子会社が連結から外れたため、売上は1,613百万円→26百万円へ激減しました。赤字は続き、最終損失は1,366百万円です。さらに、貸したお金(長期貸付金など)が回収できないと見て、貸倒引当金を約21.8億円積みました。これは「返ってこないかもしれないお金」を先に損失として見込む処理です。 会社は「このまま続けられるか不安が残る」という注記(継続企業の前提に重要な不確実性)も付けています。一方で、増資で約1.99億円を集め、暗号資産を長期保有・運用する“トレジャリー”戦略と、開発コンサル事業の立て直しを進める計画です。 株主総会では社名をHODL1に変え、取締役体制を拡充し、ストック・オプション(将来、決めた価格で株を買える権利)発行も決めました。

専門用語の解説

継続企業の前提に関する重要な不確実性
会社がこの先も事業を続けられるかに大きな不安材料がある、という注記。倒産確定ではないが、赤字や債務超過などで資金繰りが悪化する可能性があり、投資判断で特に重い情報。
貸倒引当金
回収不能に備える見積りの費用。売掛金などが回収不能になる可能性に備えて、あらかじめ計上する引当金。将来の損失に備えるための準備金で、財務の健全性を保つために重要。
新株予約権
将来株を買える権利(条件付き)。あらかじめ決められた価格で、将来株式を取得できる権利。従業員や役員に付与されることが多く、業績向上のインセンティブとして使われる。

AI影響評価

影響度i
-3
方向i
↓ 下落
確信度i
74%

評価の根拠

この発表は、株価にとって悪いニュースの要素が多いと考えます。 理由は大きく2つあります。1つ目は「売上が極端に小さくなった」ことです。会社は、主要な子会社(Zaifなど)を実質的に動かせなくなったとして、連結決算(グループの成績表)から外しました。その結果、売上が前の期の1,613百万円から26百万円まで縮みました。お店で例えると、売上を作っていた主力店舗が成績表から消えたような状態で、将来のもうけを想像しにくくなります。 2つ目は「会社の体力への不安」です。貸したお金が返ってこないかもしれないとして大きな引当を入れ、監査人も「この先、会社を続けられるか不確実な点がある」と書いています。これは投資家が慎重になりやすい材料です。 加えて、将来株が増える可能性(希薄化ポテンシャル)もあります。すでに最大19,000,000株分の第14回新株予約権があり、今回の株主総会でも上限500,000株分の新株予約権(ストック・オプション)を発行できる決議が承認されています。実際にいつどれだけ増えるかは決まっていませんが、「増える余地がある」という事実だけでも、1株あたりの価値が薄まる心配につながりやすいです。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)

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