開示要約
今回の発表は、会社の決算数字に大きく関わる「会計上の調整」が出たために行われました。ポイントは2つで、1つは税金に関する見積もり、もう1つは資産の価値の見直しです。 まず「」とは、つまり“将来の税金が安くなる見込み分を、いま資産として計上するもの”です。会社が今後利益を出せそうだと判断できると、過去の損失などを使って将来の税負担が減るため、その分を資産として増やします。今回は個別決算で約15億円分、税金費用が減る方向(利益が増える方向)の調整が入りました。ただし連結決算には影響しないとされています。 次に「」とは、つまり“持っている建物や設備などが、思ったほど稼げないと分かったので価値を下げて損失にすること”です。ブライダル事業の一部資産で価値の見直しが必要となり、連結で186百万円、個別で348百万円の損失を計上しました。 わかりやすく言うと、税金面ではプラス材料がある一方、事業の一部資産では稼ぐ力が弱いと認めた形で、良い面と悪い面が同時に出た開示です。
評価の根拠
☔-1この発表は、株価にとって「小さな悪いニュース寄り」になる可能性があります。 まず、事実として会社は2つを発表しています。1つ目は税金の調整で、個別決算では法人税等調整額が△1,496,874千円となり、損益の見え方としては利益が増える方向です。ただし会社は「連結(グループ全体)の数字には影響しない」と書いています。 2つ目は減損で、連結では186百万円の損失を費用として計上しています。わかりやすく言うと、「この設備は思ったほどもうからないかもしれないので、価値を下げました」という宣言に近く、一般に投資家は慎重になりやすいです。 そのため、市場では「連結で利益が増える話ではなく、連結で利益が減る話が出た」と受け止められる可能性があります。とはいえ金額の大きさや、すでに投資家が織り込んでいたかどうかで反応は変わるため、下落しても動きは限定的にとどまる可能性もあります。