開示要約
今回の発表は「半年分の成績表」です。売上は増えましたが、仕事を進めるためのコストが先に増えたことや、社員持株会向けの特別な支援(持株会特別奨励金)などで、営業利益や経常利益は前年より少し減りました。 ただし、会社が使っていた建物などを売って利益(固定資産売却益)が出たため、最終的なもうけ(純利益)は大きく増えています。わかりやすく言うと「本業はやや弱めだが、資産を売った臨時収入で最終利益が押し上がった」状態です。 主力の建設コンサルは、国の防災・インフラ更新の流れが追い風で、受注(これからの売上のタネ)が増えています。一方で、スポーツ施設や水族館は燃料費などの上昇が重しになりやすい点が注意です。 また、上期は官公庁向けの売上が年度末に寄りやすく、先に支出が出て現金が減り、未請求分()が増えやすい季節要因があることも説明されています。
評価の根拠
🌤️+1この発表は、株価にとって「少し良い面もあるが、手放しでは喜べないニュース」です。 良い面は、会社の最終的な利益が前年より増えたことです。利益が増えると、1株あたりのもうけも増えやすく、投資家は安心しやすくなります。また、これからの仕事量を示す数字(受注や受注残)が増えており、先の売上が見えやすい点もプラスです。例えば、予約が増えているお店は将来の売上が読みやすいのと同じです。 ただし注意点は、「普段の商売でのもうけ」は減っていることです。利益が増えた主因は、建物などを売った臨時収入が入ったためで、毎年同じように期待できるものではありません。 また会社は自分の株を買う()ことを進めており、上期までに386,000株の取得と支出額が開示されています。ただ、これが株価を必ず押し上げるとまでは言えず、株価への影響は限定的になりやすいと考えます。