開示要約
今回の発表は「半年間の成績表」です。会社は住宅の内装金物を売っていますが、家を建てる費用が高いまま、人手不足も続き、住宅の動きが鈍い環境だと説明しています。 数字を見ると、売上は少し増えました(+1.6%)が、もうけは減りました。わかりやすく言うと「売る量や金額は伸びたのに、作る・運ぶ・売るための費用が重く、利益が目減りした」状態です。は約11%減っています。 一方で、お金の出入りは改善しました。前年は営業活動でお金が減っていましたが、今期上期は増えています。ただし、定期預金への預け入れなど投資の動きもあり、手元の現金同等物は期末から約5億円減りました。 配当は1株16.5円で、前年より下がっていますが、前年は記念配当が含まれていたため、実質的には平常水準への戻りという面があります。
評価の根拠
☔-1この発表は、株価にとって「少し悪いニュース」です。 理由は、売上が増えているのに、利益が減っているからです。売上から仕入れなどを引いた“粗いもうけ”(売上総利益)は14.01億円→13.95億円でほぼ同じでしたが、会社を動かす費用(販管費)が10.87億円→11.17億円に増え、その結果、が3.14億円→2.79億円へ減りました。投資家は「今後も費用が増えやすいのでは」と心配しやすく、株価にはマイナスに働きます。 ただし、大きく崩れると決めつける材料ばかりではありません。会社のは89.7%と高く、借金に頼りすぎていない体力があります。また、本業で増えたお金(営業活動のキャッシュ)は前年のマイナスからプラスに改善しています。 一方で、手元の現金同等物は19.24億円から14.26億円に減っています。定期預金への預入(31.00億円)と払戻(27.00億円)の差など投資面の動きもありますが、「現金が減った」という見え方自体が短期の株価には重しになりやすい、という整理になります。