開示要約
今回の発表は「上期の成績表(半期報告書)」です。売上は減りましたが、もうけ(利益)が大きく増えたのがポイントです。理由は、扱う量が少し減っても、利益が出やすい商品や取引に寄せたり、ムダなコストを減らしたりして、1件あたりの“もうけ”を増やせたためです。 資源循環では、金銀を含む高付加価値の回収を強め、利益が伸びました。グローバルトレーディングは、売上の見え方が変わる取引形態の変更で数字上は売上が減りましたが、実際の稼ぎ(利幅)が改善して利益が急増しています。 さらに、リチウムイオン電池リサイクルは材料価格の追い風と受託加工の増加で成長しました。会社に入ってくる現金(営業活動のキャッシュ)も大きく増えており、利益が“帳簿上だけ”ではなく、現金面でも改善していることを示します。
評価の根拠
☀️+3この発表は、株価にとって良いニュースとして受け止められる可能性があります。理由は、売上の合計は減っているのに、会社が稼いだ利益が大きく増えているからです。営業利益は前年より+227.5%(約3.27倍)で、数字のインパクトが大きい内容です。 会社は、価値の高い素材(例:金銀滓)の回収を強めたことや、これまで進めてきた仕事の見直し(構造改革)の効果が出てきたことを理由として挙げています。また、取引のやり方を変えた影響で、売上が「見かけ上」減る部分があるとも説明しており、売上減だけで悪いと決めつけにくい点があります。 現金の面では、営業活動で13.96億円の現金が増えました。ただし、配当や自社株買い、借入金の返済などで支出もあり、手元の現金同等物は68.23億円と前期末から0.41億円減っています。 今後は、金属の値段や円安・円高で利益がぶれやすいこと、在庫が増えていることが不安材料になり得ます。それでも、上期の利益の伸びは投資家に前向きに評価される可能性があるため、方向感は上向きを想定します。