開示要約
今回の発表は「過去の有価証券報告書の書き方(注記)に間違いがあったので直します」という内容です。会社のビジネスそのものが急に変わった、という話ではありません。 ポイントは2つあります。1つ目は、リース(貸し出し)に関する売上の数え方の説明を、より正しい形に書き直したことです。わかりやすく言うと「どのタイミングで売上として数えるか」を、ファイナンス・リースだけでなく、オペレーティング・リースも含めてはっきり書きました。 2つ目は、数字の訂正です。例えば「(先にお金を受け取った分など)」が2.24億円から0.76億円に修正されました。また、将来受け取る予定のリース料(解約できない契約分)のうち、1年以内に入る金額が大きく修正されています。 一方で、売上高の合計は変わっていません。つまり、見せ方や分類、注記の数字の一部に誤りがあり直した、という性格が強い訂正です。
評価の根拠
☔-1この発表は、株価にとっては「少しだけ気になるニュース」ですが、すぐに大きく上がったり下がったりする材料になりにくい内容です。 理由は、会社の売上の合計が変わっていないからです。たとえば、売上高は8,958,273千円のままで、「急に売れなくなった」「急に伸びた」という話ではありません。 ただし、決算書の“説明の部分”で数字の直しがありました。(先に受け取ったお金など)が当期(2022/3/31)で224,270千円→75,566千円に変わったり、解約できないリースの将来分(未経過リース料)の合計が前期・当期ともに増える形で修正されたりしています。こうした訂正は「読み取り方が変わる」ため、投資家が慎重になることがあります。 また、収益を「お客さんとの契約によるもの」と「それ以外(リースの賃貸収入など)」に分け直して、区分をはっきりさせました。わかりやすく言うと、合計金額は同じでも、家計簿の費目を付け替えて見やすくしたようなものです。 そのため、株価は基本は中立寄りと見つつ、訂正という事実が短期の心理面でわずかにマイナスになり得るため、スコアは-1としました。