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開示詳細

EDINET有価証券報告書-第23期(2025/02/01-2026/01/31)🌤️+2↑ 上昇確信度75%
2026/04/23 15:30

アップコン、売上13.8億円で過去最高益、1株12円配当

開示要約

アップコン株式会社は、傾いたコンクリート床にウレタン樹脂を注入し、建物や道路の沈下を直す独自工法を主力としている会社です。今回発表された第23期(2025年2月から2026年1月)の業績では、年間の売上が約13億8,751万円となり前の年より16.1%増えました。本業のもうけを示す営業利益は約4億2,061万円で26.7%増、最終的な利益である当期純利益は約3億449万円で24.5%増となり、売上と各段階の利益すべてが過去最高を更新しています。事業は工場や住宅向けの民間事業が約9億6,470万円、道路や港湾向けの公共事業が約4億2,281万円という構成です。株主への配当は1株12円で、普通配当6円に6円を上乗せしています。2025年10月に1株を3株にするを行ったため、分割前で計算すると1株36円相当の配当となります。研究施設兼倉庫の建設用地として土地228,462千円を新たに取得し、関連する借入を221,000千円実施しました。今後は新規分野の開拓やベトナムでの海外展開の進展が注目点となります。

影響評価スコア

🌤️+2i
業績インパクトスコア +4

第23期は売上が16.1%伸び、本業のもうけを示す営業利益も26.7%増えました。年間の最終利益も24.5%増となり、過去のどの年よりも高い利益水準に達しています。沈下修正の主力事業の伸びが業績全体を強く押し上げた1年でした。

株主還元・ガバナンススコア +3

今回の配当は1株12円で、普通配当6円に加えて特別配当6円が上乗せされています。2025年10月に1株を3株にする株式分割があったため、分割前換算では1株36円相当となり、前期の25円から実質的な増配です。

戦略的価値スコア +2

今期は研究施設と倉庫を建てるための土地を約2億2,800万円で購入し、関連資金約2億2,100万円を銀行から借り入れました。中長期的にはM&Aやベトナムなど海外展開、新規分野の開拓に取り組む方針です。

市場反応スコア +2

会社は名古屋証券取引所に上場し、過去最高益と特別配当は株価の追い風となります。ただし株主は892名と少なく、上位10名で8割以上を占めるため市場で売買される株数が少なく、株価は動きやすい点に注意が必要です。

ガバナンス・リスクスコア 0

社長の松藤氏単独で株式の約半数、ご家族と関係会社を合わせると過半を大きく超えるため、外部の意見が経営に反映されにくい構図です。一方で取締役5名中2名、監査役3名全員が社外で、取締役会出席率はほぼ100%が確保されています。

総合考察

今期のアップコンは過去最高の業績となり、株主への配当も実質的に増えました。ただし、土地を買うために銀行からの借り入れが増えた結果、自己資本比率は前期の85.8%から80.0%へ下がっています。それでも80%は十分高い水準です。注意点は2つあります。1つは株主構成で、社長一族で全体の約6割超を持っているため経営判断の自由度は高い反面、外部の声が反映されにくい点。もう1つは株主が892名と少なく株価が動きやすい点です。来期は新しく購入した土地に建てる研究施設兼倉庫の稼働開始や、ベトナムでの海外事業がどう進むかが業績を左右します。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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