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株式会社CAICA DIGITAL2315

注目の開示

EDINET

2025年12月23日

臨時報告書

株式会社CAICA DIGITAL2315

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↓ 下落確信度60%
株式交換のれん全額減損705百万円計上

CAICA DIGITALは、財政状態等に著しい影響を与える事象として臨時報告書を提出。2025年10月期に、連結で減損損失705百万円(特別損失)を計上した。ネクスを株式交換で子会社化した際、交換比率算定時の株価61円に対し効力発生日(10/16)の株価が98円へ急上昇し、取得原価が膨らんだ結果、多額ののれんが発生した。 監査法人との協議のうえ、こののれんは超過収益力に基づくものではなく株価乖離等によるものとして資産計上は不適切と判断し、取得時点で全額を減損。個別では貸倒引当金戻入685百万円(特別利益)と関係会社株式評価損712百万円(特別損失)を計上し、連結では相殺消去されない減損のみが損益に影響する。

開示情報

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2025年12月

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2025/12/23 10:32:00-2↓ 下落確信度60%

臨時報告書

AI要約

今回の発表は、「買収(株式交換)で生まれた“上乗せ分”を、資産として持ち続けられないので一気に損失にした」という話です。会社はネクスを子会社にするために、自社株を渡す約束(株式交換)をしました。 わかりやすく言うと、約束した“支払い”が自社株なので、その後に自社株の値段が上がると、支払った金額が後から大きく見えてしまいます。実際に、比率を決めたときの株価は61円でしたが、実行日には98円まで上がり、結果として「買った値段が高すぎる」形になりました。 その差は会計上「のれん(買収で生まれる上乗せ分)」として出ますが、本来は“将来たくさん稼げる力”があるときに意味を持ちます。今回は株価の上振れやネクスの業績低迷で生じた差で、稼ぐ力の裏付けが弱いと判断され、のれんを資産にせず、最初から705百万円を損失として計上しました。 一方で、親会社単体では別の会計処理(貸倒引当金の戻し入れ等)もありますが、連結決算では内部取引として消えるため、投資家がまず見るべきは連結の減損705百万円です。

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