開示ランキング(8/16〜8/22)に対する考察

直近1週間にEDINETへ提出された開示129件のうち、評価が最も割れたのはAbalance(3856)だった。第22期から第26期までの訂正有価証券報告書3本が揃ってスコア-3となり、上位10件のうち3枠を占めた。訂正の内容そのものより、監査法人が訂正後の連結・個別いずれにも意見不表明を付した点が重い。数値を直しても財務情報を外部から検証できない状態が続いている。 同じ-3にはオーナンバ(5816)の臨時報告書も並んだ。カネカから太陽光ケーブルの不具合を理由に36億2941万円の損害賠償請求を受けたもので、請求額は前期の当期純利益の約2.4倍にあたる。訴状に上限が示されていない点が、金額以上に見通しを難しくしている。 プラス側の最大はブランディングテクノロジー(7067)の子会社取得で+3。対象会社の営業利益は自社の3.4倍にあたり、自力回復を待たずに利益基盤を組み替える性格を持つ開示である。 還元強化の開示も目立った。サカタのタネ(1377)は6期連続増配と総還元性向60%目安の明文化、日本オラクル(4716)は1株858円・総額1,100億円規模の配当を示し、いずれも+2となった。

8/23 19:55 更新