関心が最も集まったのはオーナンバ(5816)への損害賠償提訴だった。カネカが太陽光ケーブルの不具合を理由に36億2941万円を請求したもので、請求額が前期の当期純利益を上回る規模であること、そして訴状に上限が示されていないことが、読み手の注目を集めた理由とみられる。
次に目立ったのは社長交代の開示群である。unbanked(8746)、オープンアップグループ(2154)、コムチュア(3844)、アルバック(6728)、東洋テック(9686)が揃って上位に並んだ。人事開示は業績数値を伴わないため影響スコアは0か-1にとどまるが、経営の方向性を先に示す材料として読まれているとみられる。なかでもunbankedは現社長が取締役へ降格し外部から後任を迎える形で、通常の世代交代とは性格が異なる。
訴訟の帰趨を扱う開示も、対照的な形で並んだ。トルク(8077)は子会社の140億円訴訟が半期の減益と重なった一方、セントラル警備保障(9740)は約98億円の請求が4.5億円の支払いで和解し、潜在債務の振れ幅が確定した。同じ訴訟でも、始まりと終わりで受け止めが分かれている。
8/23 19:56 更新