業界別に評価のばらつき(分散)を見ると、最も大きかったのは金融(除く銀行)で分散1.10。26件の開示に対し、巨額赤字と特別注意銘柄指定を抱えるunbankedのような強い下振れと、平常運転の企業とが混在し、業界内で評価が二極化した。
開示数が249件と突出して多かったのは情報通信・サービスその他だが、平均スコアはほぼゼロで分散も0.49にとどまる。件数の多さの割に大きく振れる開示は限られ、大半が中立的な定型開示だったことを示す。小売(分散0.46)、商社・卸売(同0.43)も同様に、少数の目立つ開示が業界全体の温度感を左右する構図だった。
対照的なのが鉄鋼・非鉄(分散0.42)で、平均スコアは+0.29とプラス圏。東北特殊鋼は大同特殊鋼の親会社化により調達・技術・販路のシナジーが見込まれ、業界再編が前向きに評価された。下振れ材料が目立つ全体の中で、鉄鋼・非鉄は数少ないプラス基調の業界として際立った。
7/4 15:45 更新