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この期間で最も注目されたのは、希薄化を伴う資金調達である。CRAVIA(6573)は普通株1,200万株に加え新株予約権で最大9,500万株の発行余地が示され、需給悪化と1株価値の低下懸念が強い。ジーイエット(7603)も行使価額20円の大幅ディスカウントと希薄化298%が重く、継続的な売り圧力が意識されやすい。
構造変化の確定情報も影響が大きい。フジテック(6406)は6,531,252株を1株に併合し上場廃止へ進む臨時報告書で、流動性低下(市場で売買しにくくなる)を織り込む動きになりやすい。
一方、業績面で上方向を示したのはフィル・カンパニー(3267)とフィットクルー(469A)だ。前者は営業利益+38.8%に加え売上ストック121.3億円が過去最高で、将来の売上裏付けが評価される。後者は営業利益+143.2%と収益レバレッジが鮮明で、成長投資の資金使途も明確だ。
特別損益(臨時の利益・損失)も株価の反応点となった。大崎電気工業(6644)は固定資産売却益約60億円が撤退損を上回り、短期の利益押上げ要因。逆にユアテック(1934)の減損等29億円、養命酒製造(2540)の減損29.3億円、GRCS(9250)の債務超過とGC注記は、将来収益力への不安を強めやすい。
2/28 06:52 更新