開示要約
この発表は、前に出していた「DelightZをBuySellの子会社にする」という内容の一部を直したものです。わかりやすく言うと、買収そのものがなくなったわけではなく、「相手に渡すBuySellの株の数を増やします」と正式に言い直した形です。 例えば、前はDelightZの1株に対してBuySell株を483.2株渡す予定でしたが、今回は966.4株に変わりました。交付する株数も60,400株から120,800株へ2倍になっています。つまり、同じ買収でも、BuySellが支払う株式の量が増えたということです。 一方で、書類ではBuySell株の評価額1株4,966円、DelightZ株の評価額1株240万円は変えていません。第三者の評価方法もそのままです。そのため、事業の中身やDelightZの業績見通しが急に良くなった、悪くなったと直接示した開示ではありません。 会社にとっては、2月に発表した九州での店舗網拡大の流れは続きますが、買収の条件が株主にとってやや重くなった可能性があります。投資家は、地域拡大のメリットと、新たに発行する株が増える影響の両方を見る必要があります。
影響評価スコア
☔-1i会社のもうけが急に増える、または減るとまでは、この書類だけでは言えません。買う相手の会社や事業の内容は前と同じで、今回変わったのは主に「何株渡すか」です。なので業績への見方は、前回から大きくは変わらないと考えられます。
お金をたくさん払う形ではないので、会社の現金が急に減る話ではありません。ただし、新しく出す株の数が増えるので、今ある1株あたりの重みは少し薄まりやすくなります。家族でケーキを分ける人数が増えるようなイメージです。
地域を広げて店を増やす流れは続いているので、将来の成長の話としては少しプラスです。前に出ていた「九州での広がり」や「グループをまとめる動き」と同じ方向です。ただ、今回は新しい成長材料というより、条件の修正が中心です。
この発表は、世の中の需要が増えたとか、競争相手より有利になったといった話ではありません。会社を取り込む流れは前から変わりませんが、今回の紙だけでは外の環境が良くなったとも悪くなったとも言いにくいです。
株主へのごほうびが増える話ではありません。むしろ新しい株を前より多く出すので、今の株主にとっては1株の価値が少し薄まりやすい面があります。前回の買収発表は将来期待がありましたが、今回はその条件が少し株主に不利になった印象です。
総合考察
この発表は、やや悪いニュースです。なぜかというと、会社が大きくなるための買収そのものは続くので将来の期待は残りますが、そのために出す株の数が前よりかなり増えたからです。 わかりやすく言うと、前に「この会社を仲間にするためにクーポンを60,400枚配ります」と言っていたのが、今回は「120,800枚配ります」に変わったようなものです。仲間が増えるのは良いことでも、配る枚数が増えると、今持っている人の取り分は少し薄まりやすくなります。 過去の開示では、九州で14店舗を持つDelightZを取り込むことで、地域を広げる効果が期待されていました。また、別の開示では店舗事業をまとめて運営しやすくする動きも出ており、会社の方向性は一貫しています。その意味では、成長の話が消えたわけではありません。 ただし今回は、売上や利益の見通しが良くなったという話ではなく、買収の条件変更が中心です。しかも株を渡す量が増える変更なので、短期的には株主にとって少し重い材料と見られやすいです。そのため、全体としては「将来の期待はあるが、足元ではややマイナス」と考えられます。