有価証券届出書(内国投資信託受益証券)
AI要約
ニッセイアセットマネジメントは、「ニッセイ/サンダース・グローバルバリュー株式ファンド(隔月予想分配金提示型)」の有価証券届出書(約款)を提出しました。日本を除く世界各国の株式に投資するマザーファンド受益証券を主な投資対象とし、MSCI KOKUSAI指数(配当込み・円換算)をベンチマークとする中長期の成長型ファンドです。為替ヘッジは原則行わず、株式比率や外貨建資産比率に上限は設けません。 信託期間は2044年3月7日まで、信託金の上限は5,000億円です。信託報酬は純資産総額に対し年1.36%(税抜・上限)で、マザーファンドの運用委託先への報酬として最大年0.40%が含まれます。隔月決算で、配当等収益および売買益の全額を分配対象としつつ、委託者判断で無分配とすることも可能です。デリバティブはヘッジ・効率化目的に限定し、リスク管理のため同一銘柄やデリバティブの利用に各種制限を設けています。
AI影響評価
評価の根拠
本開示は、新規追加型株式投信「ニッセイ/サンダース・グローバルバリュー株式ファンド(隔月予想分配金提示型)」の有価証券届出書(約款)であり、主に商品設計・運用方針・手数料体系等の開示にとどまります。具体的な販売目標額や初期設定額は100万円と小さく、信託金上限5,000億円はあくまで枠であり、直ちに大口資金流入が確定しているわけではありません。 運用会社であるニッセイアセットマネジメントや受託者(三井住友信託銀行)にとっては、長期的には残高拡大による信託報酬収入増のポテンシャルがありますが、当該ファンド単体の販売規模や収益インパクトは現時点で不透明です。信託報酬率は年1.36%(税抜・上限)と国内公募の国際株式アクティブファンドとして標準的で、特段の高収益性・低価格戦略を示すものではありません。 また、本ファンドは既存の「ニッセイ/サンダース・グローバルバリュー株式 マザーファンド」を主要投資対象とするため、マザーファンドの運用残高拡大には寄与し得るものの、既存ビジネスモデルからの大きな転換や新規事業参入ではありません。したがって、運用会社を保有する上場親会社(日本生命グループ関連銘柄など)に対する株価インパクトは限定的とみられ、スコアは中立(0)、方向性も「neutral」と判断します。