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開示詳細

EDINET有価証券報告書-第10期(2025/01/01-2025/12/31)-2↓ 下落確信度80%
2026/03/25 14:32

モダリス赤字拡大、治験申請時期を見直し

開示要約

この書類は、モダリスの1年間の成績と、株主総会で決めてもらいたいことをまとめたものです。いちばん大事なのは、会社がまだ薬の開発段階にあり、売上が立っていない一方で、研究に多くのお金を使っているため、赤字が大きくなったことです。2025年12月期は売上がなく、最終赤字は21.52億円でした。 ただし、内容は悪い話だけではありません。主力候補のMDL-101では、動物試験で良い結果が出ており、会社は治験、つまり人で試す段階に進む準備を続けています。わかりやすく言うと、商品化前の試作品は手応えがあるものの、発売前の最終確認に時間をかけている状態です。そのため、当初考えていた治験申請の時期は見直しになりました。 お金の面では、の行使や社債で約18.8億円を集め、期末の現金は28.12億円ありました。会社は、次の1年の活動資金は十分と説明しています。赤字企業にとっては、手元資金がどれだけあるかがとても重要です。 また、資本金や資本準備金を減らして欠損を埋める議案も出していますが、これは見た目の帳簿を整える手続きで、株数や純資産が直接増えるわけではありません。つまり今回の開示は、「研究は進んでいるが、収益化はまだ先で、開発時期の後ろ倒しが重い」ということを示す内容です。

影響評価スコア

-2i
業績スコア -4

会社はまだ商品を売って稼ぐ段階ではなく、研究にお金を使う時期です。そのため赤字なのはある程度自然ですが、今回は赤字が前の年よりかなり大きくなりました。今すぐ利益が増える材料は見えにくく、業績の見方としては悪めです。

財務健全性スコア -1

手元のお金は28億円ほどあり、すぐに資金が尽きる心配は小さそうです。ただ、そのお金は新しく株や社債で集めた部分が大きく、自力で稼いだものではありません。家計でいえば貯金はあるが、収入より借り入れや資金集めに頼っている状態に近いです。

成長性スコア -1

将来の成長の種はあります。主力候補や他の開発品で、動物実験では良い結果が出ています。ただし、一番大事な薬の人での試験に入る時期が予定より遅れそうです。将来性はあるけれど、実るまで時間がかかりそう、という見方です。

事業環境スコア -2

会社の外の環境もあまり良くありません。今は投資のお金が別の人気分野に集まりやすく、バイオ企業には厳しい空気があります。さらに、アメリカの制度変更などで開発の手続きも進みにくい面があり、追い風より向かい風が強い状況です。

株主還元スコア -2

株主への配当はなく、しばらくは研究にお金を回す方針です。また、新しい株が増えているので、1株あたりの価値が薄まりやすい面もあります。今は株主にお金を返すより、会社を続けて開発を進めることが優先されています。

総合考察

この発表は悪いニュースです。ただし、すぐに会社が立ち行かなくなるという意味ではありません。悪いと見られやすい理由は、まず売上がなく、赤字が前の年より大きくなったことです。会社は薬を作るためにたくさんお金を使っていますが、まだその成果を売上として回収できていません。 さらに、いちばん期待されているMDL-101という開発品で、動物実験の結果は良かったのに、人で試すための申請時期を見直すことになりました。わかりやすく言うと、試作品の出来は悪くないのに、発売前の最終準備が予定より長引きそう、という状態です。株式市場は「いつ前に進むか」をとても気にするので、予定の遅れは嫌われやすいです。 一方で、安心材料もあります。会社には期末で28億円ほどの現金があり、次の1年を動く資金はあると説明しています。ほかの開発品でも前向きな結果が出ており、技術そのものが失敗したわけではありません。 それでも、今の株価には短期の厳しさが勝ちやすいと考えられます。理由は、利益が遠く、主力案件の時期が読みにくく、資金集めのために株数も増えているからです。つまり、将来の夢は残るが、足元では重たい発表、という評価です。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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