IR気象台

開示詳細

EDINET2025年12月5日 09:22有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第45期(2025/03/11-2025/09/08)

有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第45期(2025/03/11-2025/09/08)

原文を見る

AI要約

三菱UFJアセットマネジメント株式会社の2024年度(2024年4月1日〜2025年3月31日)個別決算は、営業収益118,266百万円、営業利益17,429百万円、経常利益17,592百万円、当期純利益11,359百万円となりました。東京都港区のインターネット直販サービス向けソフトウェアについて減損損失1,306百万円を特別損失として計上し、事業譲渡関連損失491百万円も発生しましたが、最終黒字を確保しています。 財政面では、総資産91,491百万円、純資産61,332百万円と自己資本は厚く、資本剰余金44,732百万円を維持しています。一方で、2024年6月に前期利益を原資とした特別配当として45,747百万円(1株当たり216,218円)を実施し、今期についても6,770百万円(1株当たり31,998円)の配当を株主総会に付議予定です。投資信託「三菱UFJ豪ドル債券インカムオープン」の約款も開示され、豪ドル建て公社債を主投資対象とし、原則為替ヘッジなしで安定収益を目指す運用方針が示されています。

AI影響評価

影響度i
🌤️+1
方向i
↑ 上昇
影響期間i
1週間
確信度i
60%

評価の根拠

今回の有価証券報告書では、三菱UFJアセットマネジメントの個別業績が明らかになったが、前年との比較や会社計画との比較が開示されていないため、定量的なサプライズ度合いは評価しづらい。一方で、営業収益118,266百万円、営業利益17,429百万円、経常利益17,592百万円、当期純利益11,359百万円と、減損損失1,306百万円や事業譲渡関連損失491百万円を特別損失として計上しつつも、2桁億円規模の最終利益を確保しており、収益基盤は堅調とみられる。 財務面では、自己資本比率が高く(純資産61,332百万円/総資産91,491百万円)、有利子負債も見当たらず、財務健全性は高い。前期に巨額の特別配当45,747百万円を実施した後も、今期配当として6,770百万円(1株当たり31,998円)を予定しており、株主還元姿勢は明確である。ただし、特別配当はすでに2024年6月に実施済みであり、市場には織り込み済みと考えられるため、今回開示自体が新たなインパクトを持つわけではない。 ネガティブ要素としては、インターネット直販サービス向けソフトウェアの減損計上があり、デジタル戦略の見直しや成長投資の方向性に対する不透明感を一部投資家が意識する可能性がある。ただし、金額規模は経常利益に比べて吸収可能な範囲であり、一過性要因と評価されやすい。また、法人税率引き上げに伴う繰延税金資産の増加等は会計上の調整であり、短期の株価ドライバーにはなりにくい。 総合すると、堅調な収益と高水準の株主還元が確認された点はややポジティブだが、既知情報が多く、特段の上方修正や大型成長投資の発表もないため、株価インパクトは限定的な小幅プラス要因にとどまると判断し、スコア+1、方向性はやや上昇、影響期間は決算評価が浸透する1週間程度、確信度は0.6とする。

使用モデル: gpt-5.1