半期報告書-第66期(2025/04/01-2026/03/31)
AI要約
この半期報告書は、会社が「4月〜9月の成績表」を投資家向けに示すものです。今回のポイントは、売上は少し増えたのに、本業の赤字が広がったことです。来場者は増え、料金も見直したため売上高は前年より約1,300万円増えました。 ただし、運営にかかる費用(人件費やコース管理、設備の維持など)がそれ以上に増えました。その結果、ゴルフ場を回す“本業”だけで見ると赤字が大きくなっています。 一方で、この会社は会員権の名義変更料が大きな収入源です。名義変更料が約6,065万円あり、本業赤字の一部を埋めたため、経常赤字や最終赤字は前年より小さくなりました。 気をつけたいのは手元資金です。設備投資や有価証券の購入で現金同等物が約3,100万円まで減っており、今後も投資が続くと資金の余裕が小さくなりやすい点が意味を持ちます。
専門用語の解説
- 名義変更料
- :会員権の持ち主が変わるときに支払われる手数料。わかりやすく言うと「会員権の名札を付け替える料金」で、来場者の売上とは別に利益を支えやすい重要収入。
- 営業損失
- :本業の売上から、本業に必要な費用を引いた結果がマイナスの状態。例えばお店で言えば「商品は売れたが家賃や人件費が多く、店だけでは赤字」という意味。
- 契約負債
- :先にお金を受け取ったが、サービス提供がまだの分。ここでは年会費の前受け分が中心で、時間の経過で売上に変わる。減ると当期の現金流入が小さくなりやすい。
- キャッシュ・フロー
- :現金が「どれだけ増減したか」を示す動き。利益が出ていても、投資や支払いが多いと現金は減る。会社の体力(支払い余力)を見るために重要。
- その他有価証券評価差額金
- :保有する国債や社債などの値動きを、売らなくても反映した増減分。わかりやすく言うと「持っている金融商品の時価の上下」を純資産に足し引きしたもの。
AI影響評価
評価の根拠
この発表は、株価にとっては「少し悪いが、大きくは動きにくいニュース」です。 良い点は、売上が増え、赤字の幅(経常赤字や最終赤字)が前年より小さくなったことです。特に会員権の名義変更料が入ると、ゴルフの運営そのものが赤字でも、全体の赤字を減らせます。 悪い点は、本業の赤字がむしろ広がったことです。家計に例えると、収入は少し増えたのに、生活費がそれ以上に増えてしまい、毎月のやりくりは苦しくなった状態に近いです。 さらに、現金が大きく減っています。設備の購入や有価証券の購入でお金が出ていき、手元の現金同等物が約3,100万円まで減りました。借金がないのは安心材料ですが、現金が少ないと「次の支払いに余裕があるか」を気にする人が増え、株価の上値を重くしやすいと考えます。
出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
当サイトでは、EDINETの情報をAI技術により要約・分析して提供しています。
免責事項
本評価は投資助言ではなく、参考情報として提供されるものです。 AI評価は誤り得るものであり、投資判断の責任は利用者にあります。詳細はこちら