有価証券届出書（内国投資信託受益証券）
AI要約
しんきんアセットマネジメント投信が運用する確定拠出年金（DC）向け「しんきんDC日経225株式ファンド」について、有価証券届出書・約款が開示されました。本ファンドは日経平均株価（日経225）に連動する投資成果の獲得を目標とし、「しんきん日経平均マザーファンド」の受益証券を主な投資対象とするファンド・オブ・ファンズ型です。株式への実質投資比率に上限はなく、株式以外の資産は原則50％以下、外貨建て資産への投資は行いません。デリバティブ取引は主に価格変動リスクの回避目的で利用されます。 信託金の追加上限は3,000億円、信託報酬は純資産総額に対し年0.155％（税抜）と低水準に設定されています。決算は年1回で、配当等収益と売買益から経費・信託報酬を控除した額を原則分配対象とし、分配金は状況に応じて無分配とすることも可能です。受益権は振替制度により管理され、1口単位で取得・解約が可能です。
AI影響評価
評価の根拠
本開示は、しんきんアセットマネジメント投信によるDC向け日経平均連動型インデックスファンドの約款・有価証券届出書であり、個別上場企業ではなく投資信託の商品設計に関するものです。そのため、個別株価への直接的なインパクトは基本的にありません。 ファンドの特徴として、日経225連動、マザーファンド方式、外貨建て資産への投資なし、株式以外は50％以下、デリバティブは主にヘッジ目的、信託報酬年0.155％（税抜）と低コスト、といった点が挙げられます。DC向けインデックス商品としては標準的で、特段攻撃的なレバレッジや高リスク戦略は採用していません。 市場全体への影響としては、DC経由での日本株（特に日経225採用銘柄）への安定的な資金流入が将来的に増える可能性はあるものの、設定上限3,000億円規模であり、かつ時間をかけて積み立てられる性質から、短期的な需給インパクトは限定的とみられます。既存の日経平均連動ファンドとの競合はあるものの、業界構造を変えるほどの規模・条件ではなく、市場全体・個別銘柄ともに中立的な材料と評価できます。