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開示詳細

EDINET有価証券報告書-第73期(2025/02/01-2026/01/31)🌤️+1↑ 上昇確信度65%
2026/04/23 09:48

クロスプラス、年間配当50円に+66.7%増配 営業利益+35.5%

開示要約

クロスプラス(証券コード3320)は名古屋市西区を本社とするアパレル卸売企業で、卸売を中心にライフスタイル雑貨や小売店も展開しています。今回発表したのは第73期(2025年2月から2026年1月)の業績と事業の状況です。売上は約599億円で前年比3.5%減ですが、原価の低減やEC売上の拡大、グループ会社の業績回復により営業利益は前年比35.5%増、当期純利益は36.4%増と大きく改善しました。また、年間配当は前期の30円から50円へと約67%の大幅な増配が決定されました。事業面では、雑貨ショップやEC(ネット販売)が好調な一方、専門店向け卸売や郊外型店舗が苦戦しました。今期から始まる3か年のでは、機能性ファッション「クロスファンクション」やメンズ事業の拡大、M&Aを含む成長投資、株主還元の充実を重点課題としています。役員人事では取締役6名全員が再任、3名のうち1名は新任候補です。

影響評価スコア

🌤️+1i
業績インパクトスコア +2

売上は専門店向けが苦戦して前年比3.5%減でしたが、原価削減やネット販売の拡大、グループ会社の業績回復で営業利益・当期純利益はともに35%以上の大幅増益となりました。減収増益の構造改革効果が利益面で結実した1年でした。

株主還元・ガバナンススコア +2

年間配当は前期の30円から50円に大幅に増えました。中期経営計画で株主還元の充実を経営課題として明示しており、業績改善を還元に結びつける姿勢が明確です。役員選任議案では取締役全員が再任、監査等委員には新任の社外取締役候補が含まれています。

戦略的価値スコア +1

今期から始まる3か年計画では、機能性ファッションやメンズ商品の拡大、雑貨やビューティー領域での新ブランド立ち上げ、前年に十分実行できなかったM&Aを含む成長投資の積極推進、株主還元の充実を掲げています。設備投資は356百万円と前期から大きく拡大しました。

市場反応スコア 0

今期の株主リターンは前年比23%増ですが、TOPIX指数の同期間122%増を大きく下回っており、業績改善の割に株価評価は低い水準です。PBRは0.53倍とPBR1倍割れが続き、増配や中期計画の進捗が市場で再評価されるかが今後の焦点です。

ガバナンス・リスクスコア 0

取締役の出席率は全員100%と問題ありませんが、女性役員比率は11%と低水準です。政策保有株式(持ち合い株)は前期から28%増えて約59億円となっており、資本効率を評価する観点では削減方向が望ましいと議論されやすい論点です。

総合考察

クロスプラスの第73期決算は売上が前年比3.5%減と弱含みでしたが、原価削減やネット販売拡大、グループ会社の業績回復で営業利益・当期純利益が35%以上の大幅増となり、年間配当も30円から50円へ大きく増配されました。で株主還元の充実とM&A含む成長投資を打ち出している点はプラスです。一方、株価評価指標であるPBRは0.53倍と1倍を大きく下回り、株主リターンも市場平均(TOPIX)を大きく下回っているため、投資家にとっては中期計画の実行と政策保有株式の縮減姿勢が市場再評価のカギになります。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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