EDINET有価証券報告書-第36期(2025/04/01-2026/03/31)🌤️+2↑ 上昇確信度70%
2026/06/24 13:19

エフアンドエム最終益56%増、期末配当30円付議

開示要約

エフアンドエム(証券コード4771)の第36期(2025年4月1日~2026年3月31日)に関する開示。当連結会計年度の売上高は208億7百万円(前期比21.9%増)、営業利益38億58百万円(同42.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は28億25百万円(同55.7%増)となり、1株当たり当期純利益は191.02円(前期123.40円)に伸びた。 セグメント別では、コンサルティング事業が売上81億92百万円(同23.8%増)・営業利益25億92百万円(同55.9%増)、ビジネスソリューション事業が売上65億24百万円(同28.7%増)と高成長を示した。人事労務クラウド「オフィスステーション」の利用は企業52,669社(同8,807社増)に拡大し、補助金検索サイト「ホジョサーチ」の提供を開始した。会計サービス会員数は113,502件(同11,226件増)となった。 第36期定時株主総会(2026年6月25日)には、第1号議案として1株30円(配当総額4億43百万円、効力発生日2026年6月26日)、第2号議案として取締役7名(1名増員)選任、第3号議案として監査等委員1名選任を付議する。財務面では純資産154億23百万円、現金及び預金67億40百万円。今後の焦点は高成長セグメントの利益率推移と増員後の経営体制である。

影響評価スコア

🌤️+2i
業績インパクトスコア +4

第36期は売上高208億7百万円(前期比21.9%増)、営業利益38億58百万円(同42.0%増)、純利益28億25百万円(同55.7%増)と増収増益が際立つ。利益の伸びが売上を大きく上回り、EPSは123.40円から191.02円へ拡大した。コンサルティング事業の営業利益が55.9%増、ビジネスソリューション事業の売上が28.7%増と主力2セグメントが牽引しており、業績面のインパクトは大きい。

株主還元・ガバナンススコア +3

第1号議案で期末配当を1株30円(配当総額4億43百万円、効力発生日2026年6月26日)として付議する。会社は利益還元を経営の最重要課題の一つに位置付け、内部留保の充実と安定配当を基本方針とする。純利益が55.7%増と大幅に伸びるなか、株主への直接還元が示された点は株主にとって前向きな材料といえる。

戦略的価値スコア +3

人事労務クラウド「オフィスステーション」の利用企業が52,669社(前期末比8,807社増)へ拡大し、補助金検索サイト「ホジョサーチ」の提供を開始。生成AIの業務活用やカスタマーサクセス強化による1社あたり利用拡大、LTV最大化を掲げる。ビジネスソリューションの販売用システムに25億60百万円を投資しており、SaaS基盤への注力が中期成長の軸となる。

市場反応スコア +1

増収増益と最終益55.7%増、1株30円の期末配当付議はポジティブに受け止められやすい内容である。一方、本開示は株主総会招集通知に基づく確報的性格が強く、先行する決算速報で既に株価に織り込まれている可能性がある。市場の反応は当日の出来高や需給動向次第で限定的にとどまる余地もあり、判断材料は確報の確認にとどまる。

ガバナンス・リスクスコア 0

監査等委員会設置会社として取締役会15回・監査等委員会8回を開催し、社外取締役3名を独立役員に届け出るなど体制を整備。第2号議案で取締役を1名増員し7名選任、第3号議案で監査等委員1名選任を付議する。重大な不祥事や係争の記載はなく、ガバナンス面のリスクは中立的で、本開示からは特段の懸念は見られない。

総合考察

総合スコアを最も押し上げたのは業績インパクトで、売上208億7百万円(前期比21.9%増)に対し純利益が28億25百万円(同55.7%増)と利益が売上を大きく上回って伸び、EPSも123.40円から191.02円へ拡大した点が中心的な評価軸となる。利益成長を牽引したのはコンサルティング事業(営業利益55.9%増)とビジネスソリューション事業(売上28.7%増)で、後者は「オフィスステーション」利用企業が8,807社増の52,669社へ拡大するSaaS型の積み上げ成長が効いている。株主還元面でも1株30円(配当総額4億43百万円)の付議が前向き材料となる。一方、ビジネスソリューションの販売用システム開発に25億60百万円を投じており、先行投資の回収と各セグメントの利益率推移が今後の論点となる。本開示は株主総会招集通知に基づくため決算速報での織り込みが市場反応を限定する可能性があり、注視すべきは2027年3月期(第37期)の増益持続と増員後の経営体制、ならびに補助金関連売上の翌期計上タイミングである。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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