開示要約
この発表は、会社が「半年間でどれだけ売れ、どれだけもうかったか」と「お金の出入り」をまとめた成績表です。テスHDは上期に売上が約270億円と大きく伸び、もうけを示す経常利益も約26億円まで増えました。前年は一時的な費用(デリバティブの評価損など)が重く、今回はその負担が小さかったことも利益の伸びにつながっています。 事業の中身を見ると、発電所を持って電気を売る・供給する分野が伸びています。例えば、バイオマス発電所が動き始めたり、工場などの敷地に太陽光を置いて電気を供給する契約(オンサイトPPA)が増えたりして、売電収入が増えました。 一方で注意点は「現金が減っている」ことです。売上は増えても、工事代金の回収が後になると、帳簿上は利益が出ても手元資金は減ります。実際に売上債権やが増え、営業活動の資金収支はマイナスでした。 将来に向けては、受注高と受注残が大きく増え、さらに蓄電池の設置工事の大型契約も結んでいます。今後の売上につながる“仕事の積み上がり”が増えた点が、この半期報告書の重要な意味合いです。
評価の根拠
🌤️+2この発表は、株価にとって「良いニュースになり得る」と考えられます。売上が増えただけでなく、本業のもうけ(営業利益)が2,409百万円から3,272百万円へ増え、最終的なもうけ(純利益)も597百万円から1,318百万円へ増えたからです。1株あたりの利益も8.47円から18.69円へ伸びています。 さらに、これからの売上につながる「受注(仕事の予約)」が大きく増えました。エンジニアリングの受注高は34,207百万円、受注残は44,528百万円です。例えば工事会社で、予約が増えると先の売上が見えやすくなるのと同じで、投資家が安心しやすい材料になります。 一方で、もうけの増え方が大きく見える理由の一部は、前年に大きかった費用が小さくなったことです。具体的にはデリバティブ評価損が1,816百万円から76百万円へ縮小しました。これにより、経常利益(利息なども含めた利益)が伸びやすくなっています。 注意点は手元資金です。営業活動での現金の増減が△4,293百万円となり、現金及び現金同等物も前の期末(2025/6/30)より5,152百万円減って11,278百万円です。売上が増える局面では、入金待ちの金額が増えてお金が先に出ていくことがあるため、今後の入金が進むかどうかで株価の反応が変わり得ます。