開示要約
今回の半期報告書は、「売上は大きく伸びたが、利益は赤字になった」ことを示すために出されています。売上高は約3倍になりましたが、売上原価(仕入れなどのコスト)が増え、最終的に0.55億円の赤字になりました。 売上が伸びた主役はINVASEです。これまでの「他社にお客さんを紹介して手数料をもらう」形から、「自社で物件を買って、付加価値をつけて売る」形へ本格的に変えたため、売上が一気に大きくなりました。例えば、契約件数が前年の約2.2倍に増えています。 一方でモゲチェックは、売上を計上するタイミングを「申し込み時」から「ローン実行時」に変えたため、短期的には売上と利益が出にくくなりました。集客数や登録数は増えているので、将来の収益につなげるための準備期間という位置づけです。 お金の動きでは、不動産の在庫(販売用不動産)を増やした結果、営業活動で現金が8.85億円減りました。その不足分は借入で補っており、今後は在庫をきちんと売り切って現金を回収できるかが重要になります。
評価の根拠
☔-1この発表は、株価にとって「少し悪いニュース」になりやすいです。結論から言うと、売上が大きく増えているのに赤字になったことと、手元のお金が減っていることが同時に起きているためです。 例えばお店で考えると、たくさん商品を売って売上は増えたのに、仕入れや経費がかさんで利益がマイナスになった状態です。実際に会社は、売上高が前年より+187%増えた一方で、最終的に0.55億円の赤字になっています。 もう1つは現金の動きです。【事実】不動産の在庫が8.32億円増えた影響が大きく、営業活動での現金の増減が▲8.85億円になりました。足りない分は【事実】短期借入金が150,000千円増、長期借入金(1年内返済予定含む)が373,210千円増(内訳:1年内返済予定107,160千円、長期借入金266,050千円)で補っています。 さらに【事実】全国保証への第三者割当で株が1,019,600株増え、中間期末比で株数が約11%増えました。わかりやすく言うと「会社の取り分を株主みんなで分けるとき、人数(株数)が増える」ため、短期では株価が上がりにくくなることがあります。一方で【示唆】提携や資金調達は中長期の安心材料になり得るため、下落も限定的にとどまる可能性があります。