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開示詳細

EDINET2025年12月19日 10:02有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第2期(2025/03/20-2025/09/29)

有価証券報告書(内国投資信託受益証券)-第2期(2025/03/20-2025/09/29)

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AI要約

この開示は、大きく2つの内容があります。1つ目は、SBIアセットマネジメントという運用会社の「1年間の成績表(決算)」です。売上にあたる営業収益は78.5億円で、その大半は投資信託を運用して受け取る「委託者報酬(77.1億円)」でした。経費を差し引いた最終的なもうけ(当期純利益)は11.1億円で、会社として黒字を確保しています。 2つ目は、投資信託「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」のルールブック(信託約款)です。わかりやすく言うと、この商品は米国の高配当株に投資するETF(シュワブ・米国配当株式ETF)を中心に運用し、為替の変動を打ち消す仕組み(為替ヘッジ)は基本的に使いません。年4回の分配を目指し、運用にかかる基本コスト(信託報酬)は年0.057%と記載されています。 なぜ出されたかというと、運用会社や投資信託は、投資家が内容を確認できるように、決算や商品の仕組みを定期的に開示する決まりがあるためです。会社のもうけ方(手数料収入)と、商品の運用ルールが同時に見える資料になっています。

専門用語の解説

委託者報酬
投資信託を「運用している会社」が受け取る手数料。例えると、資産運用を代行する“管理料”。残高に一定の率を掛けて日々発生し、残高が増えるほど収益も増えやすい。
運用受託報酬
年金や法人などから「資産運用を任される契約」で得る手数料。わかりやすく言うと、会社や年金の資産を預かって運用する“運用代行料”。契約残高や期間で金額が決まる。
信託報酬
投資信託を持っている間に、投資家が間接的に負担する運用コスト。ここでは年0.057%。毎日少しずつ差し引かれるため、長期ではリターンに影響しやすく、低いほど有利になりやすい。
為替ヘッジなし
外貨の値動きを打ち消す対策をしないこと。例えば米ドル建て資産なら、円高になると円換算の評価額が下がりやすい一方、円安なら上がりやすい。株価だけでなく為替も成績に影響する。
その他有価証券評価差額金
保有している有価証券の時価変動を、損益ではなく純資産側に反映した差額。今回は△5,689万円。売却していない“含み損益”のようなもので、相場次第で増減しやすい。

AI影響評価

影響度i
☁️0
方向i
→ 中立
確信度i
60%

評価の根拠

この発表は、株価にとって「上がる/下がる」を決める決定打になりにくい内容なので、中立と判断します。理由は、書類の中心が“投資信託の説明”と“運用会社の決算書”で、例えば「来期の利益予想を上げた」「大きな買収をする」といった、株価が動きやすい情報が見当たらないからです。 決算書には、営業収益が約78.5億円、最終利益が約11.1億円と書かれています。ただし、この数字が前年より増えたのか、会社がもともと想定していたより良かったのかは、提示された範囲では分かりません。比べる相手がないと、市場が驚く材料(サプライズ)かどうか判断しづらいです。 また、会社の資産の中で「関係会社短期貸付金」が47.0億円と大きいことは事実です。これは“グループ会社にお金を貸している”状態なので、見る人によっては気にするポイントになりますが、良い・悪いの結論は投資家の見方に左右されます。 身近に例えると、今回は「商品の説明書と家計簿を公開した」ようなもので、急な値上げ・値下げや大きな新規事業の発表ほど、株価を動かす力は強くないと考えます。

使用モデル: gpt-5.2

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)

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