開示要約
ステップは第48期中間期(2025年10月〜2026年3月)のを提出しました。中間期の売上高は8,356百万円(前年同期比+2.4%)、営業利益2,380百万円(+1.2%)、経常利益2,426百万円(+1.2%)、中間純利益1,697百万円(+2.7%)と増収増益で着地しました。1株当たり中間純利益は108.55円(前年104.28円)です。 期中平均生徒数は前年同期比+2.6%で堅調に推移し、学童部門の塾生数は過去最高の661名となりました。入試結果は、神奈川県学力向上進学重点校8校で1,404名(占有率53.3%)、東京学芸大学附属高校に235名(18年連続全塾中トップ)、東京一科69名・早慶上智787名はいずれも過去最高を更新しました。 株主還元面では、中間配当を1株40円→44円に増配し、を671百万円(前年149百万円)に拡大しました。自己資本比率は90.6%を維持しています。今後の焦点は、川崎地区での新規開校、少子化が進む県西・県央エリアの中学生募集、増配・自社株買いの継続性となります。
影響評価スコア
🌤️+1i中間期は売上高+2.4%・営業利益+1.2%・中間純利益+2.7%と増収増益を確保しました。期中平均生徒数+2.6%で生徒数の伸びが売上を牽引し、入試結果も東京一科69名・早慶上智787名が過去最高を更新するなど、来期以降の生徒募集にも好材料となる実績です。EDINET DB上もFY2020→FY2025で売上は109億円→158億円、営業利益は19億円→38億円と中期的に拡大基調にあり、本中間期も同トレンドの延長線上にあります。
中間配当を1株40円から44円へ増配し、自己株式取得は671百万円(前年149百万円)に大幅拡大しました。配当総額はFY2024 1,235百万円・FY2025 2,685百万円と急速に拡大しており、本中間期の取得規模は還元強化トレンドの継続を裏付ける動きです。自己資本比率90.6%・現預金約76億円の財務余力を背景にした積極的な株主還元姿勢で、shareholder_impact視点は明確にプラス材料です。
川崎市でのドミナント展開を進めており、3月に高校受験ステップ川崎スクールを開校、7月には富岡スクールを開校予定です。多摩高校で2年連続塾別合格者数第1位を獲得した実績はエリア戦略の成功を示しています。学童部門は6教室体制となりSTEPキッズ湘南台教室の対象学年も拡大中です。一方で県西・県央方面の中学生募集には停滞感があり、エリア間の濃淡が中長期成長の不確実要因として残ります。
堅調な増収増益、過去最高の合格実績更新、配当・自己株式取得の拡大は、株主還元志向の投資家にポジティブに受け止められる構成です。FY2025のtotalShareholderReturnは1.774(同年TOPIX相当2.178)で過去5年の株主リターンも良好です。半期報告書という性質上、新規ガイダンス変更や大型イベント発表は含まれず、株価インパクトは小幅プラス程度にとどまる可能性が高いとみられます。
有限責任監査法人トーマツによる期中レビューで「適正に表示していないと信じさせる事項は認められない」との結論が示されています。継続企業の前提に関する重要な不確実性も認められず、事業等のリスクや経営課題に重要な変更はないと開示されています。自己資本比率90.6%・有利子負債限定的でB/Sは健全で、governance_risk視点では懸念材料は本開示から読み取れません。
総合考察
本の中核は、第48期中間期で売上高+2.4%・営業利益+1.2%・中間純利益+2.7%の増収増益を達成しつつ、株主還元(増配と)を大幅に強化した点である。EDINET DB上の過去6年データを参照すると、FY2020からFY2025にかけて売上は1.45倍、営業利益はほぼ2倍となり、ROEは6.5%→10.0%へ改善している。本中間期はこの中期的な拡大トレンドの延長線上にある。 5視点を見ると、業績インパクトと株主還元・ガバナンスの2軸が+2で総合スコアを牽引し、戦略的価値と市場反応が小幅プラス、ガバナンス・リスクは中立で、ネガティブ要素はない構図となる。トーマツによる期中レビューで適正表示の結論が示され、自己資本比率90.6%・有利子負債限定的の健全なB/Sも維持されている。 注視すべきリスクは、県西・県央エリアでの中学生募集の停滞、少子化進行下での生徒数成長率の鈍化可能性、新規開校の収益化スピードである。一方で川崎市での2年連続合格者数第1位や東京一科・早慶上智の過去最高更新は、中期的な競争力を裏付ける実績であり、中長期投資家にとっては安心感のある内容となる。