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EDINET2025年12月23日 11:13半期報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)

半期報告書-第62期(2025/04/01-2026/03/31)

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AI要約

この半期報告書は、会社が「上期(4〜9月)の成績表」を投資家に示すための書類です。遠州開発はゴルフ場を運営しており、上期は来場者が19,365人と前年より増えました。記念プランの販売や、アプリのスタンプ機能、テレビでの紹介が集客に効いたことが読み取れます。その結果、売上にあたる営業収益は258,151千円と少し伸びました。 ただし、売上が増えても、かかった費用がそれ以上に重いと赤字になります。今回は新卒キャディ5名の入社などで人件費が増え、営業損失は△12,239千円と赤字のままでした(前年より赤字幅は縮小)。わかりやすく言うと「お客さんは増えたが、運営コストが高く、まだ黒字化できていない」状態です。 お金の出入りを見ると、日々の営業で得たお金(営業CF)は42,898千円と増えました。一方で設備投資などで△54,004千円を使っており、手元資金(現金同等物)は183,080千円に減っています。 会社の特徴として、借入金がなく、会員から預かったお金(会員預り金)が435,000千円ある点が重要です。償還希望は落ち着いているとしていますが、業界環境(高齢化、猛暑、コスト増)が厳しいため、今後も集客とコスト管理が焦点になります。

専門用語の解説

営業損失
本業(ゴルフ場運営)で稼いだ収入から、人件費やコース管理費など本業の費用を引いた結果がマイナスの状態。店の売上より運営費が多い「赤字」を示す重要指標。
経常損失
本業のもうけ(営業利益)に、利息収入や賃貸料などの本業以外の収支も足した、会社の通常の力を表す数字がマイナスの状態。継続的な稼ぐ力の弱さを示す。
営業キャッシュ・フロー(営業CF)
日々の事業で実際に増えた(減った)現金の合計。利益が赤字でも、減価償却など“現金が出ない費用”があるとプラスになることがあり、資金繰りの安全度を見る。
会員預り金
ゴルフ場の会員から預かったお金で、将来返す可能性がある負債。銀行借入ではないが、返還が増えると資金が減るため、会社の安定性を判断するうえで重要。
契約負債
サービス提供前に受け取った前払い金の残高。例えば年会費や会員登録料の一部を、期間に分けて売上として計上するため、受け取った時点では負債として残る。

AI影響評価

影響度i
☁️0
方向i
→ 中立
確信度i
60%

評価の根拠

この発表は、投資家にとって「良い点もあるが、決め手に欠けるため中立になりやすいニュース」です。 良い点は、お客さんが増えて、入ってくるお金(営業収益)が前年より増えたことです。さらに赤字の額も、前年より小さくなりました。家計で言えば「収入が少し増えて、赤字が少し減った」状態です。 一方で、まだ赤字が続いているのが弱い点です。会社の説明でも、人件費が増えたことや、猛暑・高齢化・価格競争などで環境が厳しいことが書かれています。つまり、今後も費用が増えたり、お客さんが減ったりするリスクが残ります。 お金の動きは、本業で増えた現金は大きく増えましたが、設備などに使ったお金も多く、手元のお金は減りました。借金がないのは安心材料ですが、全体としては「少し改善したが、まだ安心できるほどではない」という受け止めになりやすく、方向感は出にくいと考えます。

使用モデル: gpt-5.2

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)

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