EDINET有価証券報告書-第77期(2025/03/01-2026/02/28)🌤️+2↑ 上昇確信度70%
2026/05/20 16:03

ミスターマックスHD、第77期売上1421億で過去最高・27円増配

開示要約

ミスターマックス・ホールディングスは2026年2月期(第77期)の連結業績を開示した。営業収益は1,476億84百万円(前期比+8.1%)、営業利益44億45百万円(+16.3%)、経常利益44億99百万円(+19.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益27億15百万円(+9.6%)の増収増益となった。 全店売上高は1,421億34百万円(+8.2%)と過去最高、既存店売上高前期比は106.4%。米の品揃え拡充や衣類用洗剤・加工食品の価格訴求、Nintendo Switch2等が伸び、家電を中心とするPB売上は前期比114.7%で構成比22.2%(+1.3pt)に拡大した。 期中にSelectユーカリが丘店・別府店を新規出店し期末59店舗。設備投資43億87百万円、減損損失2億65百万円・固定資産除却損2億13百万円を特別損失計上。期末配当は1株27円(前期23円から+4円)へ増配を提案し、30%目処の方針を継続。今後の焦点はEDLP・EDLC徹底による利益率改善とDX投資の収益貢献となる。

影響評価スコア

🌤️+2i
業績インパクトスコア +3

営業収益1,476億84百万円(+8.1%)、営業利益44億45百万円(+16.3%)、経常利益44億99百万円(+19.0%)と二桁の利益伸長を確保。EDINET DBの過去推移では営業利益はFY24の30億21百万円から2期連続で回復し、コロナ前FY21の60億11百万円水準には届かないものの、増収・PB拡大・既存店+6.4%が同時に進行した点で業績モメンタムは明確に上向き。減損2億65百万円計上も利益規模対比で限定的。

株主還元・ガバナンススコア +3

期末配当を1株27円(前期23円)へ4円増配する剰余金処分議案を株主総会に上程。配当金総額は899百万円となり、配当性向30%目処の方針を継続。前期FY25(23円)・前々期FY24(18円)から2期連続の増配でFY22-23の27円水準を回復した。譲渡制限付株式は取締役2名へ20,000株付与。自己株式は6,285,938株(発行済の約15.9%)保有を継続している。

戦略的価値スコア +2

九州を地盤に総合ディスカウントストア59店舗(出店2・改装7)を展開し、PB売上構成比は22.2%(+1.3pt)、PB売上前期比+14.7%と差別化軸が強化された。経営理念「暮らしのエンパワメント・カンパニー」のもとEDLP/EDLC徹底、オンラインストア×アプリ連携によるDX、人材育成・サステナビリティ7重要課題を中長期方針として明示。コミットメントライン60億円も維持し成長投資余地を確保。

市場反応スコア +1

EDINET DBによると当期のtotalShareholderReturn(配当込みTSR)は1.271でTOPIX基準2.384を下回り、5年累積では市場対比のアンダーパフォームが続く。PBRも0.69倍と1倍割れ。一方で増収増益・増配・PB拡大という材料は揃っており、市場の評価が遅行しているリスクと、業績モメンタムが続けば見直し余地が残る両面を内包する。

ガバナンス・リスクスコア +1

監査等委員会設置会社で監査等委員3名のうち独立社外取締役3名(弁護士・会計士含む)を選任、指名・報酬諮問委員会は社外取締役が委員長・半数構成。第77期は取締役会14回・監査等委員会13回いずれも社外3名全員出席。リスク管理はコンプライアンス委員会年6回・内部監査年4回報告体制で運営。固定資産担保差入は土地建物計230億円・担保債務116億円と借入依存度はやや高めだが、自己資本比率44.2%で財務余力は確保。

総合考察

総合スコアを最も押し上げているのは業績インパクト(+3)と株主還元(+3)で、売上1,421億34百万円(+8.2%)・営業利益44億45百万円(+16.3%)に2期連続増配(18→23→27円)が伴ったことが大きい。EDINET DBの過去5期推移と照らすと、営業利益はFY24の30億21百万円で底打ちした後2期で約47%回復し、コロナ前収益力に近づきつつある。一方、戦略価値(+2)・市場反応(+1)・ガバナンス(+1)は中庸に抑えた。TSR1.271に対しTOPIX基準2.384、PBR0.69倍と市場評価は依然慎重で、ROE7.3%・自己資本比率44.2%という資本効率と財務安全性のバランスをどう市場が織り込むかが次の焦点となる。今後の注視ポイントは、PB構成比22.2%のさらなる引き上げと既存店+6.4%の持続性、米価高騰やNintendo Switch2など一時的追い風の剥落リスク、設備投資43億87百万円(前期比+102.4%)拡大局面でのキャッシュフロー(投資CF-50億91百万円)管理である。

出典: EDINET(金融庁)(改変あり)
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