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直近1週間のEDINET開示362件は、ポジティブ177件に対しネガティブ29件と少数だった。全体は「悪材料の集中」より「平常運転の積み上げ」が優勢だ。注目点は、開示の量が商社・卸売(30件)と電機・精密(29件)、銀行(25件)に寄ったことだ(情報量が多いほど、個別材料で株価が動きやすい局面になりやすい)。
温度差は「分散(評価のばらつき)」に表れた。機械は分散1.45で最大、平均+0.5と強いが、企業間で評価が割れやすい。新東工業の臨時報告書のようなイベント型(資本政策・組織再編など)開示が混じると、同業でも反応が分かれる。
商社・卸売(分散1.23、平均+0.4)と電機・精密(1.08、+0.5)は件数も多く、材料の出方が多様だ。高島、ウインテストの臨時報告書に代表されるように、単発イベントが連続すると「業界全体」より「個社差」を強める。
一方、小売(分散0.88、平均+0.2)と銀行(0.77、+0.2)は相対的に落ち着いた。小売ではティーライフの半期報告書のように減収減益・営業CF急減といった重い記述がある一方、自己資本比率や配当決議など相殺要因も併記され、評価が極端に振れにくい。この期間は、開示の「集中度」と「ばらつき」の両面で、機械・電機の方が温度が高い局面だった。
3/7 06:53 更新