有価証券報告書の提出が集中したこの期間、業界別では評価のばらつき(分散)に温度差が表れた。
最も分散が大きかったのは電機・精密で、45件の開示が並ぶ中、平均スコアは+0.60にとどまった。AI関連で最高益を更新する企業がある一方、原材料高や需要減速で評価が割れる企業も混在し、明暗が分かれた格好だ。次いで小売(33件・分散1.46)も、好業績企業と業績悪化企業が同居し評価が二極化した。
開示数では建設・資材が51件と最多で、平均+0.98と高評価が目立つ。脱炭素改修やデータセンター関連の需要を取り込んだ増益基調が業界全体を押し上げた。
運輸・物流(34件・分散1.23)では京阪ホールディングスが代表例だ。不動産・レジャー事業の2桁増益で営業利益が前期比16.8%増となり3期連続最高益を達成、増配も決めた。鉄道以外の収益源が業界内の評価を引き上げている。
6/20 19:40 更新