業界ランキング(5/16〜5/22)に対する考察

分散(評価のばらつき)が最大だったのは食品業界(分散2.00)だ。7社7件と最小クラスの規模ながら、秋川牧園の連結特別損失94百万円(スコア-2)が業界平均を中立(0.00)に押し下げた。前期連結純利益28百万円の3倍超に相当する損失で、業界規模が小さいゆえ1社の重大開示の影響度合いが際立った。 金融(除く銀行)(分散1.84)は6社7件と少数ながら平均+0.86と最もポジティブな業界に。オリックスの東芝関連持分法益(+3)が牽引した。自動車・輸送機(分散1.74)はSUBARUの米国EV関連減損578億円(スコア-2)が代表で、平均-0.08とほぼ中立に落ち着いた。 情報通信・サービスその他(分散1.59)は今期最多の56社71件と件数で群を抜く。代表事例のエム・エイチ・グループは最大50億円規模の第三者割当増資で潜在希薄化率176.7%という極端なネガティブ開示(-3)。素材・化学(分散1.56)は戸田工業のBASFとの電池材合弁解消に伴う特別損失3,016百万円(-3)が代表だが、業界平均は+0.23とプラスを維持した。 業界別の分散の絶対値は前期に比べやや低下しており、極端なスコア±4の開示が今期は無かったことが反映されている。

5/24 11:23 更新