直近1週間(2026年5月23日〜29日)の業界別開示動向を分析すると、評価のばらつきが最も大きかったのは機械セクターだった。7社14件の開示が集まるなか、JRC(6224)が5期にわたる継続成長で過去最高の売上・営業益を達成した一方、ジェイ・イー・ティ(6228)では複数期にわたる会計不正が判明し、有価証券報告書の訂正を余儀なくされた。同じ業種のなかで評価の振れ幅が際立った業界となった。
医薬品セクターは6社7件と件数こそ少ないが、東和薬品(4553)が中国子会社への147億円ものれん減損を計上したことで業界全体の評価を押し下げており、特定の大型マイナス開示が業界の色調を左右した格好だ。
不動産セクターは10社13件とまとまった件数があり、平均スコアがわずかにプラスと業界全体では底堅さを示した。建設・資材セクターは12社16件と5業界中最多の企業数が開示を行い、特定の銘柄が全体を大きく引っ張る構図ではなかった。
開示件数が突出したのは情報通信・サービスその他で、103社151件と他業界を大きく上回った。件数の多さゆえに個別企業の影響が分散し、ガバナンス問題から高成長まで多彩な開示が混在した業界でもある。
5/30 08:41 更新